少なくとも その5

ディーラーショー、一ネタショーが終わり、いよいよ午後のプログラムが始まります。

14時からは 「セッション♯1」 ということで、私がMCを務め、石田天海氏の奇術を中心に、シンパセティック・シルク (6枚ハンカチ) やロープのトリックについて話を進めます。

ゲストの小川しげるさんによる天海のアクトの再現、ゆみさんのスタイルでのデモに続き、石田さんによるロープと鞄を使ったデモなども途中交えながら、濃い~ スライハンドやサトルティに関する話が続きます。

会場からは常時 「ほおお~」 といった、ため息がもれておりました。

小川さんのご厚意で、会場では 「天海メモ」 のコピーの一部を常時閲覧できるようにしてあり、贅沢なあっという間の一時間だったと思います。

ここで30分の休憩をはさみ、15時半からはいよいよクロースアップショーが始まります。

MCは堀内大助。

4人の演者はそれぞれ10分ほどの演技であったのですが、堀内くん、あまりにも力が入り過ぎていたのか… 各演者の紹介前にがっつりと5分ずつの演技をしてくれました。 (゜゜)

ま、それぞれの演技自体のクォリティは悪くありませんでしたが…

なげ~よ! ^_^;

で、1番バッターは学生の今西章さん。

スリーボールやカードの復活など、スタンダードなトリックをきっちりと演じてくれました。

あの年であれだけの内容 (セレクトも良し) をあれだけサラリと演じられるのは凄いことです。

2番目は小林洋介さん。

こちらはあらかじめリクエストしておいた、コインとペンの手順。

付き合いは長いのですが、この人ホント、本番に弱いのか… 

最後まで失敗なしで演じているところを見たことがないかも (^_^;)

今回は失敗もなく結構キッチリと演じてくれて、なかなか見ごたえもありました。

会場も盛り上がっておりましたね。

冒頭の余計なセリフがなければもっと良かったかなと。

 (^_^;)

3番目はOga

この人の醸し出す雰囲気はホント天性のものですね。

まだ20代のはずですが、冒頭の枕できっちりと観客の心をつかみ、味方にする感覚を身につけています。

今回は他の演者がゴリゴリのカードやコインであったので、彼にとってはおいしいポジションであったはず… ではありますが、それにしても、きっちりと自分の役割を果たしてくれました。

そして4番目は今回のもう一人のゲスト。

日本人唯一のFISMカード部門入賞者である 和田祐治さん です。

30人とはいえ、このようなコンベンションの中できちんと演じるのは10年ぶりくらいではないでしょうか?

故・片倉雄一さんの名作 「ダブル・ショック」 から始り、間に和田タッチのカードとコインをはさみ、最後は片倉氏直伝の 「ワイルド・コイン」 で締めてくれました。

本人は35点といっておりましたが、十分に70点くらいはとっていたと思います。 (^_^)v

参加者の7割は氏の演技を見るのが初めてという状態で、その美しいハンドリングに歓声があがっておりました。

という訳で、堀内君の熱演も含めて60分のショーは終了。

次のプログラムまで休憩です。

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