先月からmMLスタッフとして奇術家のN君が働いてくれています。
mMLオンラインショップで彼の作品集 (レクチャーノート) を数種類販売しているので、興味のある方はご購入ください。
ちなみにこれらのノートに対する最も冷静で客観的な評価を、トリックスの南部氏がブログのなかで書かれていた (トリックス手品カタLOG だったかな?) ので、読まれると参考になるでしょう。
で、なぜこんなことを書いているのかというと、当然のように以前よりも彼と会う機会が増えたからであり、先日当人が自信なさそうに見せてくれたアイデアにものすご~く感心してしまったからです。
数年前、彼のノートに解説されている 「ストライク」 という作品のシンプルさに、いたく感心した覚えがあるのですが、ある意味それ以来といってもいいくらいの単純明快さです。
その場ですぐに掲載許可をもらったので、今執筆している来春発売予定の本 (タイトル未定……なんどもいいますが、本のタイトルはなかなか著者の思う通りにはなりません!) に加える予定です。
決してものすごく不思議なトリックというわけではありませんが、 「ストライク」 同様、その単純さゆえに近い将来 「詠み人知らず」 となりそうな感じがします。
ところで 「詠み人知らず」 になりえる最近のトリックで印象に残っているのが、アンドリュー・メイン氏の 「紙袋からの意外な品物の取り出し」 がありますが、その単純さゆえ、テレビなどでもネタばらしされておりました。(-_-)
ご本人の許可をとっているのであれば問題はないのですが……。
実は昨日観たある製品 (スコット・フランシス&デヴィッド・アレン) が想像以上にすばらしく、それゆえ、いずれ同じ運命をたどりそうな予感が…… 本当に優秀なアイデアや構成はそのシンプルさゆえに広まりやすい…… 仕方がないことではありますが、本当の愛好家であれば、考案者や貢献者にもう少し敬意をもってほしいなと。
コメント