前田有一という方の映画批評を読んでいたら、最近公開されている某スリラー?映画 (シリーズもの) について、論理的整合性のレベルの高さをそれなりに評価しながらも、
※要するにそれ以下の (どうしようもない) レベルのものが多いことを嘆いているわけですが。
① 「しかし、時間軸の違いをわざわざ判別しにくく編集する手法などは、なんとしてもマニア連中を騙してやろうという作り手の視野の狭さからくるもので承服しかねる」
② 「真に優れた仕掛けとは、まずは誰の目にも一目でわかるシンプルなものでなければならない」
③ 「その上で、マニアックな人たちが細部まで見直したり深く考えるほど、様々な解釈ができるように、奥行きを持たせてあればなお良い」
※番号は私が勝手につけたもの
ということを書かれており、その作品自体に関する感想としても同感なのですが、
「多くのマジック作品についても同じことがいえるんだよなあ~」 ってなことを感じてしまったわけです。
まずトリックの表現方法として、②が最も重要なポイントのひとつであることは疑いようのない事実です。
よって、①のように結果として相手に余分な負担 (ストレス) をかけてはマズイわけです。
(ごく一部の、そういったストレスに喜びを感じる特殊な人以外にはね!)
結局③は理想というかオマケに近いものであって、正にうまくいけば 「なお良い」 のであって、①や②を捨ててまでも③ (のみ) を求める (まあ、この段階で 「その上で」 という基準をクリアしてはいないのですが) というのはやはり違うよなと。
※最初からごく一部だけをターゲットにしている場合はいいのでしょうが。本来ならばそこを判りやすく提示しなくてはいけないのでしょう。
当たり前のことのようですが、実際にはこの感覚が理解できない方も多いですし、理解しているようでも、実践していくことは難しいのですな。 日々反省。
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