文化の日

とは言え、もう終わりそうですね。

久しぶりに映画の話を。

1日の映画の日、午後はまるまる時間があったので、2本くらい梯子しようかと。

まずは西川美和監督の最新作

『永い言い訳』

前作も悪くはなかったのですが、『ゆれる』や『ディアドクター』にしびれたファンとしては、やはり“おっさん”だけにフォーカスした作品が見てみたくなるというもの。

んんんんん~ (^^) いいですよ。

心を揺さぶられっぱなしの2時間なのでありました。

主役の本木雅弘も悪くないのですが、竹原ピストル(ビジュアル的にお笑いの方…たけし軍団? かと思ったのですが、ミュージシャンなのですね)とその子供たちが抜群に良い。

とにかくよかったので、この日は梯子を中止して、余韻に浸っていたのでありました。

中年以上のすべてのおっさんにお勧めの映画です。

ところで、映画の冒頭ですぐに亡くなってしまう本木の奥様役であった深津絵里、このブログでは触れなかったかもしれませんが、昨年見た黒沢清監督の作品『岸辺の旅』では主役を好演。

こちらでは旦那に先立たれた妻の役どころ… 個人的に好きな映画です。

未見の方は是非。

そして2日は新海誠監督の旧作2本立てを見るために、池袋の『新文芸坐』へ。

上映作品は『星を追う子供』(2011年)と『言の葉の庭』(2013年)。

今年大ヒットした『君の名は。』に関しては、どなたにでも進めやすいエンタテイメント作品として、このブログでも取り上げましたが、

個人的には氏の作品は、処女作『ほしのこえ』(2002年)しか見たことがなく、もはやスジも覚えていないありさまであったのです。

だって12年も前なんですもん。

すべて一人で制作したということで、当時話題になっていたのですよね。

で、今回の新作に関しては、たまたま見てみたら…

予想以上に面白かったのですよ!

で、気がつけば大ヒットに。(^^♪

新文芸坐では、10月末に別作品の2本立て『雲の向こう、約束の場所』『秒速5センチメートル』があったのですが、こちらは残念ながら時間が取れず。(T_T)

旧作2本を見てしまった、今となっては後悔しておりますよ。

新作『君の名は。』をご覧になった方はお分かりかと思いますが、新海監督作品の特徴のひとつは、あの、圧倒的な背景の美術!

これは絶対に劇場の大画面で見た方が良いに決まっております!

2日の日は最初に『言の葉の庭』を見たのですが…

いや~ あれほどまでに美しい雨のシーンを、アニメーションで見たのは初めてです。

内容はある種のラブストーリーで、これがまた良い。

『星を追う子供』は昭和を舞台にしたSFというか、ファンタジーで、ジブリ作品というか、宮崎臭がけっこうするのではありますが(今回の君の名はにつながるモチーフもあり)、なかなか良いバランスで仕上げられた秀作です。

いや~良い映画って、本当に気持ち良いですね。

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