12日から15日までの4日間、ふじい、庄司、ゆうき3人での3年ぶりのショー&レクチャーツアーがありました。
ツアーとはいえ4日間だけなのですが、毎日全く違った内容のショーやレクチャー内容が続く、結構ハードな4日間。
特に2日目はレストランのテーブルホップでの6卓 (実質的には9卓) をお客様を入れ替えての3回公演。
しかも1回目の公演は4歳から8歳くらいまでの、小さな子供が7割ほど。
各テーブルを10分程度とはいえ、トータルでは200分! さらにはそれに加えて、ちょっと公演するには難しい、別の箱 (ライブハウス) へ移動しての ステージショー を一回、そしてさらにホッピング… と、40半ばの3人はヘロヘロでしたね。 ^_^;
まあ、お客様にはそれなりに喜んでいただけたようでなによりでございました。
ちなみにこのツアー、正確にいいますと、4日目だけは ふじい&庄司組と、私とで別行動であったのですが、どちらとも概ね成功といって良さそうな模様。
4日間はなかなか楽しく、いろいろと勉強もさせていただきました。
関係者のみなさん、そして集まっていただいたお客様、本当にありがとうございます。 m(__)m
で、今回私は浜松、津、名古屋、大阪(ふじい&庄司は沼津)と、4都市で公演し、そのあとは地元の愛好家の方たちと会食したり、そのあとはマジックバーなんかへも遊びにいったりした訳です。
なかなか良い旅でありまして、懐かしい方や意外な方との出会いなどもあり、ここでもいくつかのエピソードを書こうかと考えておりますが、
今回、4日間を通して見たマジシャンの中で一番すばらしかったのは、
まだマジック歴そのものが、まだ1年にも満たないという超新人、元気で笑顔の素敵な 凛佳(りか)さんでした。
大阪のマジックバーで働く彼女は、当日の昼間に開催された私のレクチャーに、同じ職場のマジシャン、ラッキー片山さんと来られていたのですが、その時はまったく面識もなく、どういった経歴の方なのかもわかりませんでした。
今回のレクチャーを企画してくれた キノピー氏に、レクチャーの後でその辺の事情を聞いたのですが、ほぼ飛び込みでマジックバーに行き、マジックをやってみたいと店主に訴えたとのこと。
その夜キノピー氏と、夕食をご一緒した伊藤さんらと共に店に行き、実際に彼女のマジックを見せてもらってビックリ!
奇をてらわず、まっすぐで素直な、笑顔の絶えない、それはそれは素敵なパフォーマンスなのでした。 (^^♪
無論、ネタのセレクトも含めて、マジックそのものに関しては、まだ拙い部分もあるのですが、私の想定よりはぜんぜんしっかりとしていましたし、
演じてくれたリングやカードに関しては、ツボを押さえているので、十分にその不思議さを感じとれ、実際にとても心地よいのです。 (^^)/
そして、何よりも自分のポジションをしっかりと意識したうえで、きちんと接客を含めた対応ができています。
これは (残念なことではありますが) 実際にはなかなかできないことです。
きっとマジックや接客を教えている先生が良いのでしょうし、
なによりも彼女の素直なところが、その上達も早めているのでしょう。
一点だけ不安があるとすれば、
マジックを始めて最初の頃は、本当に素直でスッキリした演技をする印象であった方が、
時間の経過と共に、様々な人や環境から、色々と悪い影響も受け、
本当にダメダメな手品をする人になってしまう…
この世界、そんなことが実際よくあるのです。 (^_^.)
もし、あのままぶれずにキャリアを積めば…
数年後にはすごい演者になっているかも知れませんよ。
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