mMLの難易度について

2月10日の「基本技法とマジック」において、少しだけ触れておいた、「難易度」に関して、少し説明しておきたいと思います。

会員の方はご存知かと思いますが、mMLの映像教材には、すべて☆印で難易度が表示されています。5段階評価?で、技法の 「クラシック・パーム」 が2つ半で、ジェニングスの作品 「コイン・カット」 が3つ半といった具合です。

おそらく大抵の方が想像するのは、「スライト・オブ・ハンド」、いわゆる指先の技術に関した目安としてとらえられていることと思いますが、これはけして 「そーゆーこと」 ばかりではなく、あくまでも、 「実際に一般の観客を前にして演技する際の、トータルな難易度」 として考えてほしいと思います。

基本的には、ゆうきともが演じるときに、最も難しいトリックを☆5つ、そのような設定で考えています。

例えば仕事で演じるときに、☆5つのトリックを実際に演じることはまずありません。 当然失敗はゆるされませんし、自分の負担が大きくて、さほどの効果が期待できないトリックは、少なくとも仕事上はメリットがないからです。

よって、多分ほとんどのトリックは、☆2~4つくらいの(ここでいう)難易度のなかに含まれてしまいます。

すでに発表している作品でいいますと、「リバウンド・クイーンズ」(トランプの友#1)が☆4つ半、「ミスティック・ファイブ」(同#2)や「フォーツーワン」(同#4)が☆4つといったところでしょうか? どの作品も、技術的にはけして難易度の高い技法を使用しているわけではありません。 しかし、その使用頻度が高くなったり、また、一つの現象が起こるまでの時間がかかりすぎたりすると、観客のテンションを持続させること自体が、大変に難しくなってしまうのです。

先日のスペシャル・エディションでは、「SMサンドイッチ」に関しまして、難易度は高めと評しましたが、これはあくまでも、現在までのmMLの流れ上は高めですよ……といった程度だと考えてください。 あえて星をつけるとすれば、3つくらいでしょうかね。 

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