プチミステリー

mMLブログの内容が、最近?やけにマニアックになっているのですが、大丈夫なのでしょうか?

個人的には大好きなんですけど。

で、便乗ぢゃあないですけど少しだけ…

昨夜の 『ともの会EX』 で、Yさんが演じてくれたカードトリックの解説文を調べようとしていて、奇妙なことに気が付きました。

演じてもらったトリックは2つで、ガルシアの 『ハピンスタンス』 と、ウォルトンの 『コインシデンス・イン・カラー』、ちなみに後者はmMLでも取り上げたことがあります。

どちらも東京堂出版の 『カードマジック入門事典』 に収録されており、Yさんもそこがネタ元でした。

実は12月の忘年会でも、Yさんがガルシアのトリックを演じているのを見ていて、「ああ、実際に見るとやはり良いトリックだなあ… 確かガルシアだったよな」 などと思い、その際に (念のため) ガルシアの名前をチェックしていたはずなのですが、今回パラパラとページをめくり、マジック編の  『第5章フォア・オブ・ア・カインドのカードマジック』  を開き、「ああ、これこれ!」 などと思って考案者の名前を見ると、そこは アート・ライル となっており、タイトルは 『ライルのフォア・オブ・ア・カインド』 となっていました。 (゜o゜)

セットアップや挿絵が似ているだけで、実際は違うトリックなのかと思い、熟読してみます。 …ん~と、細かいタッチは微妙に覚えていたものと違うのですが、基本的にはどう読んでも探していたトリックとしか思えません。

「ありゃあ… ってえことはガルシアのトリックって、全然別の手順で、自分の一方的な勘違い???」

…と、あらためてガルシアのものを探してみると、『第6章 カードが一致するマジック』 の中に、目指すタイトルがちゃんとありましたよ。

「そうか、あの現象であれば普通、カテゴリー的には第5章だよな、やはり自分の勘違いだったか…」

と反省し、あらためて読んでみると… (・・?

あれ? デジャヴュ?

いっしょじゃ~ん! 同じ! 私の勘違いでも何でもなく、ほぼ同じトリックなのです。

んんん~ まあ、ガルシアの名前で有名になったトリックが、結構な確率で本人のオリジナルではないことは有名ですが… それはともかく、こういったアンソロジー的解説本の、それぞれ違う章に収録され、その理由について説明がないというのは、正直いってかなりややこしい。 (+_+)

編者が2人であることを考えると、おそらくは単なるチェックミスなのでしょう。

もしも編者のお二人が、それぞれ別々に作品を引っ張ってきたとすると、最後のポイントの内容から考えて、ライル作品のコメントが麦谷氏、ガルシアのコメントが高木さんっぽい気がしますが… どうなんでしょうね?

ちなみにこういったことを発見すると、256ページにある、バーノンとロレインの作品についての見解がおもしろく感じられたりします。 (^_^;)

  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次