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昨日ミュージカルのことを書いたら、某ミュージカルファンから 「見方がわかっていない!」 とのおしかりを受けました。

最初に言っておきますが、昨日も書いたように私自身は間違いなくミュージカル初心者です。いや、まあ正確にはそれ以前といってよいでしょう。

したがって、『正式の見方』 というものが存在するのであれば、それはおそらくそうなのでしょう。

しかしまあ、ここは基本的にマジックに関するブログですし、私は奇術家やマジシャンとしての演技をし、研究し、よりよい表現をすることをライフワークとしておりますので、一見関係のないテーマの場合でも、意識的にマジックにからめて書いております。

したがって、「大きなお世話」 とか 「なんでもマジックに絡めて書けばいいってもんじゃない」 と言われても正直なところ困ってしまいます。(^_^;)

また、多少ネガティブなこと (少なくとも昨日は 「おすすめ」 と書いており、そもそもそんなつもりもありません。そこらのマジックショーなんかよりもだんぜん良いです) を書く場合には、かなり気を使って、建設的な意見や感想を述べているつもりですが、つたない文章のせいで、本意を読み取っていただけない場合もあるようです。

一応念のために、以下に補足しておきます。

未見の方のためにあまり詳しくは触れなかったのですが、『ヴィジュアル』 に関して言っていたのは、主にイリュージョンの部分に関してです。

あそこまで細部にこだわっているのにもかかわらず、冒頭の魔女の浮揚ではしっかりとワイヤーがみえていて残念ということ。

一番簡単なのは浮揚しないことですし、仮にそこの部分に目をつぶってもらうのであれば、他の特殊効果ももう少しレベルを下げるべきではないかと。

つまり周りのレベルが高いと、そうではない部分が目立ってしまうのです。

結局そういった舞台上の約束事は、はじめから最後まで徹底するべきで、中途半端に特定の箇所だけ完全な特殊効果を使ってしまうと、中には冷めてしまう観客がいたり、私のように 「それができるんだったらそこもなんとかしたら?」 そう感じる客もいますよということ。

また、ディズニーのアニメーションの舞台をうたい、その等身大パネルやリアルなフィギュアを飾って、主人公2人のサイズを示しているのなら、それに合わせた俳優を使うのがベターであろうということ。

そして例えば、実際の役者が小さいのであれば、ほんの少し脚本や演出を変えれば良いのではないかということ。

しかしながらあれだけの大きなプロジェクトだからこそ、できない部分もあるだろうということ。

極端な話、弱小劇団でもお約束事や見立てをきちんと計算することで、同じ素材でも、そこそこの料理の仕方はあるであろうということ。

(ま、直接ディズニーの許可は取れないでしょうが… やり方はありますよね。やる必要もないけど)

ついては、きっと大きなお世話でしょうけど、表現というくくりでいえば、マジシャンというジャンルは大抵個人なので、センスと気力があれば、そういった問題点 (脚本を自分に合わせて変えたり、見たてを統一したり) をクリアすることは可能なはず (というより基本) で、ミュージカルで頑張っている俳優のみなさんに演技力では及ばずとも、そういった、個人でできる範囲くらいはしっかりと頑張りましょう… と、まあそういうことを書いたつもりなんですが。 ふう。

う~ん、説明しすぎちゃって、かえって伝わらんかもねえ。少なくとももう一度読む気はしないな。(^_^.)

まあ、しょせん最後のマジックに関する部分以外は戯言です。いちいち気にしなくてもいいんぢゃないかと。

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