『奇術探究2号』 完成しました。
単に実用的な手順というだけではなく、細かいタッチや、ちょっとしたサトルティなどを是非とも読み取っていただきたいなと。
第3号の内容もほぼ決定しており、こちらは9月に発売予定です。収録作品に関していえば、単品の商品にしてしまいたいほどの傑作あり。 お楽しみに。
『ESPトリックセット2』 はなかなか好評のようですが、収録されている5手順のうち、レギュラーのカードのみでいつでも出来るものが2点あり、特に 『Die-Con』 は手軽にできて想像以上の効果を期待でき、私のお気に入りです。
ちなみに 『ワイズワークス7』 が発売されたようです。早っ!
上記3点は21日の 『モダクラ劇場6』 会場でも販売いたしますのでどうぞよろしく。
当日は今年1月に開催された 『モダクラ劇場5』 のDVDも発売予定。
からくりどーるさんのレクチャーは必見ですし、毎度お馴染みのライブ映像もなかなか楽しめます。
先日、私の講習会に参加された方から質問を受けました。
曰く、「カードのサイズはブリッジとポーカー、どちらが良いのか?」
掘り下げようと思えば、たぶん一晩中でも議論できるのでしょうが、簡単にいうと
「どちらでもOK。個人の使いやすい方で良い」 のです。
mMLの1号でも説明しているのですが、それぞれに良い面と悪い面が混在しており、よほどのエキスパートであれば、それなりのこだわりや細かい基準があるのでしょうが、基本的には “自分の手のサイズに合わせる” だけで十分です。
ちなみに80年代までの日本の奇術家は、ほとんどの方がブリッジサイズを使用していました。実際、日本人は欧米の方よりも手が小さく (体が小さいのですから当然ですね)、日本製のカードは今でもブリッジサイズが一般的ですし、当然輸入されるデックも、ある意味日本人サイズでもあるブリッジが多かったのです。
現在では輸入カードの値段も安くなり (当時と比べればですよ! 私が初めてバイシクルを買った時は1200円でしたし、それこそ泡坂妻夫さんの時代なんて…)、さらにはギャフカードとの兼ね合い等もあるため、USプレイング社のデックに関して言えば、圧倒的にポーカーサイズの方が手に入れやすい状態となっています。
当り前のことですが、単に周りの話をなんとなく鵜呑みにするのではなく、実際に自分で使ってみてから判断すればよいのだと思います。
ちなみにイギリスのスターマジシャン、ポール・ダニエルズ氏はブリッジサイズを愛用されているようですし、アメリカのマジシャンでは、亡くなられたジェリー・アンドラス氏がブリッジサイズでした。
身近なところではmMLスタッフの野島がブリッジサイズを愛用しています。
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