ポン太さんのお店がダーウィン・オルティスの名著『ストロングマジック』の邦訳版を出されたらしい。
その昔、松田道弘さんが紹介されていて、機会があったら読みたいとは思っていたのだけど… 実は今でもネットでの買い物は苦手なのです。
たぶん買いますけどね。
先日の駒込ワークショップ『ともの会EX』の帰りであったか、
「さっそく買って最初の章を読んでみたら、正に駒込ワークショップで学んできたことと同じことが書かれていて驚きました」と、そんな話を聞きました。
駒込(その前は渋谷)でやってきたこと、マンスリーやオンラインで話してきたことは何も特別なことではなく、それこそ100年前の名著であるデバントの『アワーマジック』で語られていることと、あまり変わらないのですよね。
実は表現としてのマジックは、少なくともこの100年間はあまり進化していないのです。
プロだから、アマだからということではなく、やはりそこは少しでもクオリティの高いものを提供できるように考えてゆくべきだと思うのですけど…
実際にはそれどころではなく、タネ仕掛け自体はこれまで以上に軽視され、
上っ面だけのマジシャンを名乗る人達自らがその価値を貶めている感じがしますね。
いや昔からその手の人はいるのですけど、ネット環境のおかげで、そのタイプの輩が一挙に増えてしまいました。
人前でやりたい人はもちろんのこと、顔の見えない動画だからと言って手を抜くべきではないし、
撮影の仕方や編集能力も大切かもしれないけど、まずは目の前の人と一緒に楽しめるような表現をしっかりとマスターしないとねえ…
さて先週末は良い天気が続きましたが、お陰様で予定していた長崎旅行でリフレッシュ出来ました。
日曜の夜に戻り、翌日の月曜日は『ゆうき会』でして、頭の中で構成した某トリックの演出(そしてそこに内包される裏の操作)が想像以上にうまくゆきまして、よいレパートリーになりそうな予感です。
こちらは12月収録のmML212号(本来の発売予定は来年2月ですが…)で解説する予定。
それと、mMLでは以前ジョン・ハーマンの隠れた名作『マルクス・ブラザース』のゆうきバージョンである『ものまね四天王』をご紹介しております。
自分でもお気に入りで傑作だと自負してはおりますが、なにしろ大長編作品ですので、なかなか普段演じる機会はないはず。(^^;)
そこで212号では『ものまね四天王・ライト』とでもいうべき即席トリックを紹介する予定。
最近あちこちで試し切りをしております。
12月のSTORESでは『フラッシュバック2改良版』『リーセント・リセット』『スペルチェッカ―改良版』なども発売する予定でございます。
たま~にチェックしてみてください。
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