また更新をサボってしまいました。(^^;)
本当はダグ・ヘニングの話をしようと思ったのですけど、つい先ほどツイッターで盛り上がった話があるのでそちらを先に。
そもそもの発端は、とある知り合いが酔っぱらって議論を吹っかけてきたこと。
実際に会って話したことではなく、ツイッターの『スペース』というサービス内でのお話し。
『スペース』とは主催者が決められた人と話す様子を、ツイッター利用者が誰でも聞けるという、いわば小型のラジオ番組のようなもの。
※少し前に流行った『クラブハウス』のパクリですね。
主催者は参加者が望む場合、その人と話が可能で、その様子は参加者すべてが聞けるという具合。
話したいという申請があり、許可してみたら昔手品を教えた後輩なのでありました。
まあここまではよいですし議論もやぶさかではないのだけど、とにかく話している内容が判然としないのです。
「酔ってるの?」と聞くと「いいえ」とはいうものの…
あまりにも様子おかしいので「酔ってるでしょ!よくわからんから退場!」という形に。
その後で言い訳がましいツイートが流れてきたのですけど (^^;)
まあ、無礼はさておきその内容はというと、
ブックテストの「テスト」という言葉がついている演出?本質?狙いを聞きたかったとのこと。
それに対する私の回答
少し歴史を調べたら分かると思うよ。
元々は記憶のデモであって、おそらくESPが流行ったのでテストという形になったのではないかな?
その返信がこちら
ありがとうございます。
なるほどです。
題名にはある種コンセプトがあると思ってまして、「テスト」?が気になっていたのです。
調べてみます。
彼がどのように調べるのかは分かりませんが、この返信から気になったことがあるのです。
そこで下記のような引用ツイートをしました。
※ここからは長文になります。
この思い込みは少し危険かもしれません。
ここでの題名が何を指すのかにもよるのですけど…
例えば『ブックテスト』の場合、現在ではジャンルを指す用語になっていると言ってもよい。
カードにおける『トップチェンジ』の意味は、大抵の場合『スイッチ』を意味するのだけれど、なぜそうなったのかは歴史的背景を調べる必要があるわけで、一旦定着した専門用語の意味するところは、必ずしも言葉通りの意味ではありません。
ところで題名が特定の意味を持つ(もしくはイメージさせる)トリックで、常々「問題があるなあ…」と感じていたのが『マッチボックスペネトレーション』。
金属の塊が入っているにもかかわらず、針がマッチ箱の中心を通り抜ける不思議。
そう思っている演者がとても多い印象なのだけど、
実際の現象(与えるべき印象)は、
空のマッチ箱から、突然『箱いっぱいの金属の塊』が出現する驚きと不思議さのはず。
もはや古典といってよいほど有名になってしまい、
考案者がどのような現象を想定していたのか?
そもそもこのタイトルはオリジナルなのか?
しっかりと調査をしてみないと、真実は謎なのだけど、30年ほど前(かな?)少なくとも私が最初に見たときの印象は『出現』でしたし、そこに感心したのです。
ネタの構造上の制約と箱のサイズ問題で実現できていないのだけど、私がやりたいプランは以下の通り。
マッチ箱を取り出し、中箱よりすべてのマッチを観客の手の上に落とす。
※1本もしくは数本
中箱を外箱に戻して箱の周りをよく示すと、中央には小さな穴があいている。
そこに一本のマッチを通してみせる。
「簡単に見えますか?それではやってみてください」そう言って
マッチを抜いた後、その箱を観客の手の上にのせると…
その重さに驚き、観客自身が箱をあけてまた驚くという寸法。
できなくもないのだけど、ネタのサイズや箱のサイズをうまく調整しないと難しい。
再版する際には是非考えてほしいところです。
と、こんな具合。
この話は以前もどこかでした記憶があるのだけど、それがこのブログだったのか、それこそツイッターであったのかは判然としません。(^^;)
ところでこの話はまだ終わりません。
ここまでに私が提示した謎(主にクレジットに関すること)が、友人のジョージさんのおかげで解けたのです!
この続きは次回に。
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