2021年9月9日

ひと月がホントに早いね。

先月は早めに更新したのに…

8月は久しぶりにサタデーナイトマジックも中止にしました。

友人、知人のコロナ感染もちょくちょく聞くようになりましたけど、

驚くべきことに感染するまでは「コロナなめてました」という方が圧倒的に多い。

裏を返すとそういう方が感染されている印象もある。

無論、こればかりは運の要素が大きいのだけれど、実際に感染し、酷い目にあってから(初めて)情報を精査している感じはございます。

私自身のワクチンもなんとか2回目を終えて少しホッとしています。

家人はまだ1回ですので、注意はしないとね。

7月ひそかに復活した『ゆうき会』は、現在3人のメンバーで楽しんでおります。

3人ともに接種は終えていたので、ささやかながら8月も開催。

対人でのマジックチャンスがなかなかないご時世ということもあり、ちょっとしたことでも楽しいね。

しかも完全に引っかけてくれたりして、満足度高めでした。(^^♪

最近はツイッターに書き込んでしまうことが多いので、今回はそんな話題を一つこちらでも。

「ホーミングカード」はジョビーのカードカレッジにも紹介されていたなと再読。

ジョビーは3段目もあるのだけど、こんなことが実際に演じられるとは読んだだけでは信じられないでしょうね。(^^;)

3段目を生かすための方法論なので、通常のカードトゥポケットを学びたい方にはハードルが高め。

3段目のためには準備する2枚もポイントなのだけど、2段で終わらせる場合には負担でしかない。

ここで説明されている方法論は(当たり前のことですけど)すべてが3段目のためにデザインされているのです。

したがって原案通りの2段で終了する場合、演者の負担はもう少し抑えることが出来ます。

「mML」や「ゆうきともオンライン」、通常のレクチャーやワークショップなどでも話してきたことですけど、

パームに対して特別な自信のない場合、ジャケットのサイドポケットは使用しない方が得策です。

「トランプの不思議」に解説されているように、ズボン(パンツ)のポケットの方が自然に見えるのです。

実際ポケットに手を入れてみれば分かることですが、ジャケットの場合、カードをパームした状態でかなりの高さまで腕(肘)を上げる必要があります。

それに対してズボンのサイドポケットであれば腕を上げる位置は低くなりますから、結果的にレストポジションからの距離も短くてすみます。

ところで準備に関しては高木さんの解説では(スターズ・オブ・マジックでも)省かれていますが、古い方法では実際に観客に手を入れてもらっていたのです。

さすがに現代ではそれは難しい (^^;) と思いますが…そういった演出を望む場合はジャケットの方がよろしいのでしょうね。

ジョビーの解説では「手を入れてもらう」ではなく、引っ張り出した裏地を確認してもらう形になっています。

高木さんの本や、それ以前のターベルコースなどのイラストを見ると分かりますが、ポケットの大きかった時代は「カードをロードした後で」裏地を引っ張り出すというやり方がありました。

まずはポケットに手を入れ、小銭やハンカチなどを取り出します。

ここで話をしながら(もしくは実際に手を入れてもらい空であることを確認してもらう)仕事をし、もう一度ポケットに手を入れて裏地を引っ張り出すのですが、実際にはその時にロードしてしまうのです。

ある意味完璧ではあるのですけど、やりすぎのようにも思えます。

私の経験上この手の「過剰なあらため」はまったく必要ありません。

特別なスタイルやショーでもない限り、一番シンプルな方法は「事前に準備しておく」こと。

それだけです。

おそらく普段使いでレパートリーにしたい方が一番考えなくてはいけないことは、思い立った時にどう準備するかですね。

なんかきりがないなあ… (^^;)

ゆうきともオンラインでは、まだパームに関する話をあまりしていなかったので、いずれそこでまた。

…最後にもう一つだけ。

このトリックはクロースアップでも十分に実演が可能で、ポケットを使う必要もないのだということ。

こんな感じでツイッターだと140文字以内のコメントが延々と続くことになります。

実はこの続きもあるのですけど、長くなりましたので次の機会に。

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