3回目の参加となるアルフォンソ(ロサンゼルス在住のマジシャン)氏のレクチャー。
前回はもう8年前なんですね。
ほぼ一週間で7か所を回るツアーの最終日ということで、疲れなどを心配しておりましたが、前日はしっかりと眠れたとのことで、元気に3時間、たっぷりと良いマジックのあり方や演技について語り、実際に何度も魅せてくれました。
いやあ、良いものは何度でも見られますし、見たくなります。
また、最後に庄司さんと私が、氏の先生やヒーローについて質問したところ、
家の近所のディーン・ディルの店に行けば、ほとんどのマジシャンと会えた、とか、
ラリー・ジェニングスの家にビル・グッドウィンなどとずっと入り浸っていた話とか、
トニー・ジョルジオには演技の大切さについて学んだとか、
マイク・スキナーはこんなことをしていた、やら
タマリッツや、ダニーは、あのテンポが素晴らしい、とか、
短い間に色々と楽しそうに(そして懐かしそうに)お話してくれました。(^^♪
一週間氏に付き添い、通訳をしてくれたふじいあきらさんにも感謝。
さて、その夜は氏とふじい、庄司、私の4人が出演するライブハウスでの約70分間のショー。
会場は当日の飛び込み客もおり、40人以上がすし詰めの状態。
その日の電車移動中にふと思いついた、超ずぼらな予言トリックを(中ネタとして)試してみたら、これはなかなか好評 (^^)
後でOgaくんが褒めてくれたのですが、演出についてかと思ったら、結構不思議に見えていた模様。
これは久しぶりのレパートリーとなりそうな予感です。
が、ここ一年ほど、30人以上のライブで演じている紙玉のメンタルトリックに、思いついたばかりのセリフを取り入れてみたところ、
反応はイマイチ (^^;)
いやまあ、ホント、マジックは難しいです。
そして肝心のアルフォンソは、最も少ない道具立てで、最もプロフェッショナルで素敵な演技を披露してくれました。
ところで氏は、会場の雰囲気に合わせて演技内容を変えるのですが、お子様がいないとやらない(できない)ものがあり、
その一つが、ふじいさんの『エッグバッグ』の手順の元ネタとなったという、幻のトリック。
実は演目には入っていたのですが、会場にいた唯一のお子様が、舞台に上がる前にぐずって泣き出してしまい、急きょネタを変更されていました。
この点だけが少し残念でしたね。
ライブ終了後は近くの居酒屋に10人ほどが集まっての打ち上げ。
二川先生とコンビネーションでのワンコイン・ルーティンや、不思議なメンタルトリックなど、ここでもたっぷりと氏のマジックと人柄を堪能させていただきました。
氏は本日の夕方にお帰りになるとのこと。
ありがとうございました。
コメント
コメント一覧 (4件)
こんにちは
初めてコメントします
実は僕はマジック歴2年目で
ゆうきともさんのことは
ユーチューブで1年前に
知りました
いつかは会話力や技術を
手に入れてゆうきともさん
みたいになりたいと
思っています
もやし様
映像も悪くはありませんが、本気でマジックを学ぶのであれば、本も必要ですし、何よりも良い演技を生で体感しておくことが大切です。
今ではアルフォンソのような名人もしょっちゅう来日しておりますし、私自身も末席ながら、ライブやワークショップを開催しております。
チャンスはなるべく逃さないでくださいね。
はじめまして ひとしと申します。
二川先生の「基礎から はじめるコイン
マジック」を御紹介されている記事を
読ませて いただきました。
2006年頃の ものなので ここへ
コメントさせて いただきます。
ゆうき さんが言われるように 「クラシック
パームが 一月で できるようになりました」
と言うような 若い人がたしかに多いですね。
私はコインマジックを始めて 4年に
なりますが、何一つ上達せず 若干
あせっていたのですが、4年目にして
上手くできるように なりました
(話半分に聞いてくださいね 笑)
全然 出来なかった フィンガーパーム
を用いたフェイクトス、シャトル・パス
などが急にできるようになりました。
「ははあ、そういうことか」
4年間 毎日練習した成果が やっと
身を結んだのか、と納得しました。
長年出来なくて急に出来るようになる
(ただし それまでの蓄積が必要)
マジックとは そういうものなのかと
実感しております。
今 まったく形にも ならない
リテンション・バニッシュも 練習を
積めば数年後には出来るように
なるだろうと、それが楽しみです。
失礼いたしました。
ひとし様
いわゆる小手先における基本的な技術スキルはもちろんなのですが、実際に演じようと思うと、観客とのコミュニケーションスキル、トリックの構成能力、判断力、瞬発力、多少の演技力、言語能力、などなど…
あらゆることを勉強し、練習し、常に磨いておかないと、とてもじゃないですが、人様の前で余裕をもってマジックを演じるなんて、無理ですよね。(^^;)
多くの人が、自分で勝手に(一方的に)あげているハードルを下げ、気長に、気楽に、楽しみながら続けられたらいいのになあ~と、そう感じています。