2012年も早かったですねえ。
先日は友人と家人と共にボナ師匠の最後のジャマライブ… あ、2012年のという意味ね ^^; をたっぷりと堪能。
野田ユカさんのピアノと吉澤紀子さんのジャズ、あの空間とお酒もちょっぴり入ってなんとも心地よい。
照明や音楽って、使いこなすのは大変だけど、うまくコントロールできるとホントすばらしい。
最後の素敵なジャマライブ… 2012年のという意味ですよ! ありがとうございました。
で、映画版の 「レ・ミゼラブル」 ここ数カ月、映画を見るたびに宣伝を見せられ続けて来たので、どうしても期待値が上がってしまっておりましたが…
感動してしまいました。(T_T)
ただ、これから見る方に勘違いしないでもらいたいのは、これはあくまでも 「ミュージカル映画」 なのだということ。
いわゆる 「ああ無情」 の完全映画化ではなく、
「レ・ミゼラブル」 という英語版ミュージカルの映画化なのです。
この前提はとても重要。
この作品はミュージカルでも映画でもなく、「ミュージカル映画」 なのです。
ジャマライブが単なるジャズライブやマジックライブではないように。
その昔、よくタモリさんがミュージカルそのものに対してツッコミを入れておりました。
無論ネタとして、ジョークとして、突っ込みやすいのは理解できますが、真面目に捉えすぎると…
「それをいったら、おしめえよ」 by寅
ということなのであり、前提を受け入れないと歌舞伎やオペラなども成立しませんからね。
ガチガチのミュージカルファン、映画ファンとしてみたら問題はあるのでしょうが、あれはあくまでも 「ミュージカル映画」、そのジャンルとして楽しまないと。
私の印象は
舞台では不可能な豪華でリアルなセットと、舞台では不可能な俳優のアップを、映画という表現で効果的に多用した、完成度の高い 「ミュージカル映画」 の成功例。
家人がミュージカルファンなので、私もお付き合いで時々見る訳ですが、どちらかというと私は映画ファン。
今年もそれなりの数の映画を見て来ましたが、
ここで触れた作品はほとんどなかったはず…
最後の3人のシーンでは、宗教観を超え、ジャンバルジャンの気持ちに共感してしまい、涙が止まらず大変でした。
そういう意味で、一表現者として、映画ファンとして見た場合、
ちょっと悔しいと思える作品でしたね。(^_^.)
※マッチョなイメージの強い、主役のヒュー・ジャックマンが、2004年にミュージカルでトニー賞 (主演男優賞) をもらっていたってのも意外。(^^♪
たぶんアカデミー賞のショーレースにも絡んできそうです。
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