観客には見えてマジシャンには見えない

週末の 『温泉レクチャー』(なんのことか分からない人、すみません) から戻ってきてテレビをつけたら、ふじいさんがマジックをはじめるところでありました。

十分にウケてはいましたが、鍵のトリックにかんしていうと、先日番組収録の直後に会ったさいに (前だったらよかったんですが) 、庄司さんと私とで、より自然な、ある意味まったく違った感じに見える段取りを考えたので、そのうちライブや番組等で見る機会があるかもしれません。

ところで週末のレクチャーに参加されたみなさん、ありがとうございました。そしてスタッフのみなさん、本当におつかれさまでした。

もう少し個人的にお話をしたい方もおられたのですが、それはまた次の機会に。

今回は 『出張ともの会』 をはじめ、何人かの方に奇術をみせていただきましたが、私がその場でコメントしたこと以外に、全員にいえることがひとつあります。

「実際の裏の仕事をする前に、本当に表の動作 (と説明、もしくはセリフ) だけでやってみよう!」 つまり観客に見えている部分だけを、トリック抜きで演技してみるということです。

マジックの手順は、技法をはじめ、裏の段取りありきで覚えてしまう方が多いのですが、プロットが複雑になればなるほど、上記の部分は重要になるはずであるにもかかわらず、実際にはないがしろにされがちなのです。

見た目だけの、ある意味理想的な動きや説明に、裏の動作を加えたさいに、なるべく見た目が近くなるよう調整しなくてはいけません。

あたりまえすぎて、実際にはやっていない方が多いのでは?

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