神経衰弱

パケットケースを開くと、透明な二つのポケットから (それぞれ) カードの裏面が見えています。

※このあと演技が終わるまで、このカードが観客の視野から外れることはありません。

観客に4つのスーツから自由に一つを選んでもらいます。 仮にスペードだったとしましょう。

一方のポケットからカードを取り出すと、そのカードは全部で4枚あり、一枚だけ 『スペードのキング』 が表向きになっています。 (・・?

しかもそのカードをひっくり返すと、その一枚だけが色違いになっています。 (゜o゜)

もう一方のポケットからカードを取り出すと、それはたった1枚の 『スペードのエース』 です。 (?_?)

さらに裏向きにおかれている残り3枚のカードを見ると、それはハート、ダイヤ、クラブの 『エース』 なのです! \(゜ロ\)(/ロ゜)/

まあ、なんとも説明しにくい現象ですが (ディーラー泣かせですよねえ~ ^_^;)、うまく演じると効果的でしょうし、実際に上記の通りの現象を上手に見せられたら、かなりの奇術家でもコロッと騙されるでしょう。

先日紹介した商品 『側近の人々』 が気に入ったので、ついでに前々から気になっていたドミニク・ドビビエの 『NERVOUS BREAKDOWN』 を買ってみました。

カタログで商品説明を読んでも正確な現象が理解できなかったので、今まで買いそびれていたのですが、要するに上記のようなことができるトリックです (でした)。

不思議ですよねえ~ 演技の難しさはともかく、解説を読んでおもわずひざをたたいた…… のですが、よく考えると 『穴』 が…… そして、その際のフォローの仕方の説明のなんともシンプルなこと…… 結構以前から発売されているのに、それほどヒットしていない理由もわかります。

しかたがないので…… というかそこがまたマジックは楽しいのですが、自分なりに手順を考えてみましたよ (^^♪。 しばらく試してみますかねえ。

というわけで絶対に初心者にはオススメしませんが、メンタルマジックが好きで、研究している方には興味深い作品だと思います。

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