先日の二川氏のパーティーの会場で、mMLに関する感想やご要望を(直接)二件ほど伺いました。こんなスペースでたらたらと書いておいてなんですが、私自身はパソコン、ケータイ、ともに持たない(まったく興味のない)人間ですから、愛好家の皆さんと、このような場所で“直にやりとり”することもなく、ご意見等大抵は間接的に聞くことが多いので、ちょっと新鮮でありました。
一人は少しばかりご年配の方で、二川氏のパーティーだったこともあるのでしょうが、もっとコインマジック(できれば難しいものを)を解説してほしいといった要望で、この件に関しましては、次回の9号で「オーディナリ・パーム」(クラシック・パーム)を解説いたしますので、おいおい……イヤでも難易度が高くなっていくハズでありますから、どうか慌てることなく、それこそ「先生の本」でキッチリと予習、もしくは復習をしながら、腕を磨きつつお待ちください。
ところでこの文章を読んでいる方って、いったいどのくらいいるんでしょう? mMLの会員さん自体は、現在300人にとどきそうなのですが、私の知り合いも含めて、パソコン等は使用しない(できない)人って、結構多そうです。まあ、それ以前に文章を読むのが苦手という方にとってはあまり意味はないのですが、そのような会員さんには、毎月このスペースに書かれたことの中から、重要な部分だけでも「レター」といった形でmML発送の際に同封してみては? ねえ菅又さん?
で、もう一人は私より少し先輩の愛好家の方で、ライブ等にもたまに来ていただく、大変にありがたい人なのですが、8号での「トップ・パーム」に関しまして、どーも「ゆうきとも」と「パーム」が結びつかなかったらしく、「あーゆー技法を使われるとは思いませんでした!」と、なんとも返答に困る感想を頂いてしまいました。
んー、ひとつには “ゆうきは難しい技法を使わない” というイメージが浸透しているらしいのですが、これって誰が言い始めたのか分かりませんが、正確な表現ではないと思います。あえていえば “難しい技法を無理して使わない” もしくは “難しい(と思われている)技法は使える状況でしか使わない” ということであって、けして「アンチ・テクニック派」ではありません。 ^^;
なお、念のためにいっておきますが、私のイメージはともかくとして、「トップ・パーム」自体はけして難しい技法ではありません。
これは多くの基本技法について言えることですが、問題なのはその使用方法であり、特に「パーム」に関していえば、演者の負担が大きいのはメンタル面だと思います。
少なくとも8号で解説しているマジックは、どの作品も負担を最小限に抑えた名作ですので、どうか自信をもってトライしてみてください。
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