「ミスディレクション」 というサイトで、ランス・バートンのレビテーション(浮揚)を観ることができました。
ランス・バートン・シアターの模様だと思うのですが、テレビ番組からの映像でしょうか? なんか最近はあらゆる映像が動画で見られるそうで…… ま、私自身は肝心の見方(方法)をよく理解しておらず、活用もできてはいないのですが。
このサイトは、たまに覗かせてもらうのですが、ありがたい反面、複雑な気持ちでもあります。 いや、ほんとに申し訳なくて……。
ま、それはともかくランスです。ちなみに以下の文章は、映像を見てから読んだほうがよろしいかと思います。
その昔、ベガスに彼の専用シアターができて、日本で初めてそこで収録されたテレビ番組が放送されたときに、彼のすばらしさを(十分に)知っているがゆえの不満を、ずいぶんと感じてしまったものです。
ここで逐一、それらすべてを説明することはしませんが、これは彼が本来 「イリュージョニスト」 ではないがゆえの、根本的な問題であり、決して彼自身の責任ではなく、「大きな商売」 には必ずつきまとう問題です。
おそらく現役のマジシャンの中で、ランス・バートンこそは、もっとも魔法に近い、美しい 「ハト出し」 を演じることのできる人物でしょう。 おそらくこの部分に関しては、アスカニオいうところの7段階目レベル 「極致」 に来ているといってもいいでしょう。
で、話を元に戻しますが、番組のプログラムに関して言うと、とにかく 「人体交換」 が多い、もしかして 「世界まるみえ」 みたいに、その現象だけ繋げたの?ってなくらい多い。
※「おまえはフランツ・ハラレイか!」 って、つっ込みたくなりました。
しばらくは謎だったのですが、あとで彼のインタビューを読んでわかったのは、
ランスがめちゃくちゃ 「人体交換」 好きだってことです。 (^_^.)
彼が島田春夫の影響を大いに受けていることは有名ですが、そう言われてみれば、あの 「ドラゴン・イリュージョン」 も 「人体交換」 でした。
彼が大きなシアターを持つ前から演じていた 「カードソード・イリュージョン」 は、日本でも何度も放送されましたが、観るたびに良くなっていき、最終的に、彼らしさの十分に発揮された、すばらしいアクトになりました。
……で、今回観たアクトですが、カードソードの流れを受け継いだ、すばらしいものに仕上がっています。
初期のカパーフィールドを彷彿させるようなスタイルで始まり、最後は完全に騙されて、本当にうれしくなりました。
願わくば実際のショーの中では、同じタイプのネタを少しひかえてもらい、できれば、キャパが1000人以下の劇場で観てみたいものです。
ランスファンの独り言でした。
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