カップ&ボール いよいよ

『カップ&ボール』 いよいよ発売ですが…… おそらく勘違いされている方もいるかと思いますので、一応何度目かの説明をさせていただきます。

まずヴァーノンの手順そのままではありません。

ショップの案内をよく見てもらいますと、難易度が☆☆~☆☆☆☆になっております。 ココの定義は以前のブログをチェックしてほしいのですが、おそらく多くのレビューや、ショップの感覚とは異なっており、一般客を対象とした演技をする際の 「リアルな難易度」 と考えてもらえればよいと思います。

ヴァーノンの手順、およびその手法をフルに生かしますと、当たり前に☆☆☆☆☆となってしまうかと思いますので、今回解説している手順は元の構成をそのまま生かしつつも、本来の手順よりは(かなり)やさしくなっています。

映像では、冒頭の古江さんの演技をみていただければ分かるかと思うのですが、演技の際の優先順位として、最低限の手法が軽々と出来る、手順を完全に覚え、かつ充分に理解している、といった(当たり前のようで多くの方がココでつまづいている)ことの次に重要なのは、演者自身のパーソナリティー(見た目、話し方、表情、雰囲気、要はあなたを構成しているすべてのことです)であり、逆にいえば、この部分をより良く生かすためにも、余裕のないこと(技法でも、長すぎる手順でも)はするべきではないのです。

カップ&ボールでいえば、ヴァーノン氏は無論のこと、カズ氏のような名人が10年、20年当たり前にかけてきたことを、一日、二日で(しかも本気で)やろうとしている方が多すぎるのです。 (゜゜)

難しい技法を練習するなというのではありません。演技することを前提にしているのであれば、その前にやるべきことをやりましょうといっているだけです。

そして、もしそのようなモノに取り組むからには、充分に時間をかける覚悟が必要ですし、なるべく水面下で進めるべきです。

もう一つ言っておきますと、今回私のライブはありません。一応演技らしきことはしておりますが、あくまでも解説が主体です。

ライブは古江さんとカズ氏のものを参考にしてください。

カズ氏はある意味参考にならないかもしれませんが(トータルに完成度が高いので、本当に参考にしようとしたら、10年単位で考えなければなりません)、アマチュアの場合、今回の古江さんくらい出来ている人はそう多くありません。本来の自分のペースを無理に崩さず、堂々と自信を持って(出来ればショートに!)演技できるようになるためにも、今回の古江さんの映像はひとつの目標としていただいてよいでしょう。

とにかく観客の前で演技することが目的の方にとっては、個人レッスン風景(ごく一部ですが)や、手法、手順の学び方という意味において、貴重な映像集となっているはずですので、そういった目的意識を持っている方だけにオススメしたいと思います。


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