京都の岸本さんからご質問がありましたので、お答えいたします。
「フラッシュ・バック」 は完全なオリジナルですか? とのことですが、無論、原案があります。
カードの構成自体が、全く新しいものではなく、おそらくもっとも有名な手順は、ダロー氏のDVD 「フーラー・ダーラー」 にて鑑賞することができます。
※たしか サム・シュワルツ氏の作品だったかと…… それともハワード・シュオルツマン?ここは自信がありませんので、ご自身でチェックしてみてください。(今手元に資料がないもので)
日本ではトリックスの赤沼さんが、同じ構成の作品を発表されていたかと思います。
「フラッシュ・バック」 自体は2003年に構成したものですが、直接のきっかけは、ランディ・ウェイクマン氏の売りネタ 「バック・トゥ・ザ・フューチャー」 を、「ともの会EX」 にこられた方が(杉浦さんお元気ですか?)演じてみせてくれたことです。
実はランディ氏自身が演じているのを見た記憶もあるのですが、少しばかり仕事が多く、また、必ずしもその部分を完璧に演じているわけではなかったので、その当時はあまり関心せず、いつしか忘れていたトリックだったのです。
会で見せられたときも、ランディ氏と同じ部分で苦労されていたので、『その部分を思い切って省いてしまったらどうか』 といったアドバイスをしました。
実際にたったそれだけで、かなりすっきりと見られるものになったのですが、せっかくなのでいくつかの新しい現象を加え、さらには演技終了と同時に 「リセット」 が自動的にできるよう構成してみたものが、現在の 「フラッシュ・バック」 というわけです。
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