トリック覚書8

『ゆうきともソロライブ2』 ~なるべくならお近くで~

 

2月11日(木祝) 駒込マジックルームにて開催。

12名限定のクロースアップマジックライブです。

2時の部の空きが4席、5時の部は完売となりました。

お申し込みは私かmML (お問い合わせメール) までお願い致します。

ちなみに2月5日(金)に池袋の某バーに出演するかもしれません。

興味のある方は私に直接聞いてください。

昼間めずらしくL氏より電話。

以前私が発表したトリックに関する問い合わせだったのですが、私もよく覚えていなかったために、結局は調べるはめに…

正直なところ、L氏はそこまでしてもらうつもりはなかったのだと思うのですが、自分的にいったん気になると、スッキリするまではどうも落ち着きません。

で、調べてみましたら… なかなかの傑作トリックだと思いましたので、ここに記録しておきます。 (^_^;)

《現象》

演者は1枚のカードを取り出して裏向きの状態で卓上に置いておきます。※予言です。

ここで1組のデックを取り出し、観客にシャフルしてもらった後、卓上に配っていきます。

観客は好きなところでストップをかけて1枚のカードを選びます。

※間違いなくフリーチョイスです。デックの中にギャフカードは含まれておりませんし、特別な仕掛けもありません。

ここで選ばれたカードと予言のカードを示しますが… 

なんと一致していません。 (^_^.)

ここで演者は首をかしげて、ストップしたひとつ前のカードを確認し (示して)、

「ああ、こちらなら合っていましたね」 といいます。

※実際に一致しています。つまりここまでは、演者か観客が枚数目をミスしたということになります。

続けて、ひとつ後のカードを示すと… なぜかこちらも一致しています。 (゜゜)

演者は 「なぜ選ばれたカードが一致していないのかが不思議です」 と言って、残りのカードをすべて表向きにすると、

選ばれたカード以外のすべてが予言と同じカードであることが分かります! (゚∀゚)

「おかしいですねえ… そういうときは…」

ここで選ばれたカードにオマジナイをかけると、予言と同じカードに変化してしまいます。 (゜o゜)

実はプロットもメソッドも古典的なもので、特に目新しさはありません。しかしその組み合わせ方や構成が巧妙なので、初見 (かつ生) であれば奇術家でも騙されてしまうと思います。

この現象を達成するためには、適切なフォースとスイッチが必要なのですが、全体の流れを壊さずに組み込むことはなかなかの難問です。

しかしこの手順は、実質的にはセルフワーキングといっていいほど楽なのです。

どうでしょう?

こういった書き方をされると、結構気になりませんか?

実は上記の現象説明では、意図的にある部分を隠してありますが、嘘はまったくありません。

そしてすでに発表済みのものです。

カードマジックのお好きな方はやり方を推理してみてください。

答え (作品名) は次回発表しますが、うまく構成できれば、みなさん独自の作品となるかもしれませんね。

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