久しぶりに「カップ&ボール」

先日mML初の個人レッスンを行いました。 もちろん本来mMLでは、そのようなことを受け入れているわけではないのですが、今回(事情が重なり)たまたまそうなってしまったわけです。

個人的レッスンそのものは、年に何度か行っているのですが、たいていの場合ご本人の目的がよく分からない場合が多く、結果的にこちらも気分を悪くすることが多いので……(なぜかそーいった人たちに好かれるみたいです、最初は)よほどのことがない限りは、引き受けないようにしているのです。

その代わりに、以前にも紹介しましたが、毎月第3月曜日フォーサイトにおいて、「ワークショップのようなもの」を開催しているわけです。

今回の件では、2ヶ月後に行われる30人ほどの同窓会にて、ヴァ-ノンの「カップ&ボール」を演じたい。

昔から練習だけはしているものの、人前でやるのは初めてなので、実際に見て手直ししてほしい。

以上の様に、目的がはっきりとしていたこともあって、指導自体はやりやすく、また、その成果自体も実に顕著にあらわれ、なかなか良いレッスンとなりました。

せっかくのmMLがらみなので、一応撮影もしてもらったところ、撮影していた菅又氏の方がノリノリで、(頼んでもいないのに)しっかりと編集までしてしまった結果、貴重な個人レッスンDVDができあがってしまいました。

さすがにmML一年分のノウハウが生かされていて、正直なところ、これから(即席ではない)本格的な「カップ&ボール」を学びたい方はもちろんのこと、すでにヴァーノンの手順を演じている方にとっても、結構参考になるのではないかと思います。

現時点では、オリジナルの手順を知っていることを前提としたレッスン内容になっていますから、(いや、これだけでも充分おもしろいんですけどね!)一応ゆうきによる簡単な手順説明をプラスして、いずれ発売しようかと考えています。

まったく新しいスタイルのレクチャービデオとして、シリーズ化できるかもしれません。

という訳で、現在久しぶりに「カップ&ボール」を考察中です。現時点で一つだけはっきりと言えるのは、大抵の奇術家の演じるものは、自分のため、もしくは奇術家のためのものになっていて、少なくともmMLのコンセプトには沿っていません。

正直にいえば、私自身が(現在)仕事で演じる際は、すでにmMLにて解説している「シンプルな手順」そのままですし、仮に付け加えたとしても、クライマックスの大ボール(もしくはその代わりになるもの)1個で充分だと考えています。

たまたまですが、来月のmMLでは、基本的にヴァーノンの手順を演じておられる、名手「カズ・カタヤマ」さんがゲストなので、そこでも少しばかり掘下げられたらいいなと思っています。 お楽しみに!

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