グラフィックデザイナーである福田繁雄さんが11日に亡くなったそうです。
小学校の低学年のころ、高木先生や二川先生による、ジュニア向けのマジック入門書 (いわばハウツーものです) を手にした記憶がありますが、中学年になり学校の図書館で見つけた、松田道弘氏の名著 「奇術の愉しみ」 という “読み物” には、また別の意味において、本当に愉しませてもらいました。
思えばあの美しい装丁に使用されていたのが、福田繁雄さんのデザイン画でした。
マジックワールドにおいて、日本のマジシャンでは天海や島田が世界的に有名であることは周知の事実ですが、
“トリック” や “遊び心” といったものをキーワードとしたさいに、おそらくは世界で最も有名な日本人であったかもしれません。
それはグラフィックの世界だけにはとどまらず、トリックを愛するさまざまなジャンルの表現者に影響を与えたはずです。
心よりご冥福をお祈りいたします。
昨夜の 『モダクラ劇場EX』 3回公演を無事終了いたしました。
雰囲気は良く、箱のサイズや座席の設定はほぼ理想的なものでしたので、あとは照明をなんとか工夫すれば、かなり良い会場になりそうです。
※元々照明の暗いバーなので、もっとも明るい状態にしても、20名のショーとしてクロースアップを構成するには暗すぎるのです。ある程度予想はしていたものの、やはり大変でした。
会場のつくりの問題で、映像を記録することができず、また、他の演者の様子がみられる状態ではない中、私自身はポカが多く… m(__)m かなり心残りでしたが、初の試みとしては、まあまあであったかと思います。 (^_^.)
3回の入れ替え制ということもあり、いろいろと至らない部分もあったことと思いますが、そういった部分を改善し、できれば今年中にもう一度同じ場所で公演できればと思います。
今回の公演をプロデュースしていただいた一太郎さん、スタッフのみなさん、お疲れ様でした。
そして会場に足をはこんでいただいたみなさん、本当にありがとうございました。
笑点を見ていたら、演芸コーナーに あした順子・ひろしさん が出演されていました。
ひろし師匠、今年なんと86歳! 現役です。
福田さんもあと10年は我々を楽しませてくれそうだったのですが…
どういう形であれ、自分の仕事に誇りを持ち、死ぬまで現役でいられるというのは幸せなことだと思います。
ある意味理想の人生なのかもしれません。
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