プレイボーイデックを利用した予言トリック「プレいディクション」がいよいよ発売されます。mMLにおける、いわば番外編として企画された商品のひとつなので、「ゆうきとものオリジナルパケットシリーズ」の第4弾ということに(一応)なってはおりますが、いわゆる「パケット・トリック」ではありませんのでご注意を!
現象は動画をご覧いただければ一目瞭然なので、ここでは触れませんが、大抵のカジュアルなシチュエーションで楽しんでもらえると思います。基本的にはオトナ向けのトリックですが、たまたま一度だけ“流れ上しかたなく”見た目は10歳位の男の子がいる現場で演じましたが……ってゆうか普通バーに小学生つれてくるか?……結果から申しますと、その彼に一番受けておりました。 ただし、けしてそーゆーことを推奨しているわけではありませんので、勘違いなさいませんように!
で、ついでに説明しておきますと、マジックの作品において「オリジナル」という言葉が何を指しているのか、その定義は何なのか?ということにつきましては、実をいうとかなり難しい問題なので、ゆうき自身は普段その点を“変に”主張することはありませんし、悪性の「オリジナル病」患者を診て(見て)いるのは、ある種苦痛でもあります。 よって、mMLに限らず、商品として販売される作品の場合は、あまり厳密に……少なくともプロットや方法論における元祖の作品である……などとは、すぐには思わないほうが無難だと考えます。自慢げに話して聞かせたうんちくが、大マチガイだったことに気がついたときって、かなり恥ずかしいでしょ! ま、そーいったことをまったく意に介さない人が「カリスマ」なんて呼ばれたりするご時勢ですけどね。
と、ここまで書いていて思い出したんですが、某雑誌で某有名マジシャンお二人が、過去の名人上手と云われている方々は実は結構「ヘタ」という話題の中で、ダイ・バーノン氏のことを語っておりましたが、これって仮に真実だとしても、全然有名な話ではなく、(それこそフーディニの話はよく知られておりますが)世代的にどう考えても全盛期の氏の演技を見ているハズもなく、有名なだけに発言が大きな影響を与えてしまう立場のお二人にしては、かなり不用意な発言ではなかったかと思います。
ちなみにゆうきは、氏が75歳の時にカードやコイン、そしてカップ&ボールを演じている映像を、某有名コレクター氏の家で拝見したことがありますが、それは当然のように “うまく” それ以上に “すばらしい” ものでありました。 ※このことはフォーサイト刊「モダクラ2」のなかでも少しだけ触れております。また、氏の観られる映像ソフトとして有名な「レベレーション」は、なんと87,8歳のときの映像ですから、失礼ながら「よれよれ」なのは当たり前で、ソコから技術や演技が「うまい」とか「ヘタ」とかを論じるのは、まったくのナンセンスといえるでしょう。
なんかすぐに長くなってしまうのですが、よーするにmMLをはじめとする「マジック商品」の宣伝やあおり文句のなかで使われている言葉やフレーズを、額面どおりに(何も考えず)そのまま信用しないほうがいいよ! もしくは基本的には軽くとらえておいてね! そーいうことです。
ゆうきについていうと、結構マジックに関しては真面目な方なので、自分の構成した作品における「最低限の経緯」や「クレジット」等はしているつもりですが、ビデオやDVD等映像ソフトの場合、実際には解説の中で「語っていること」を、完全に見逃している(聞き逃している)方が圧倒的に多いようです。いずれにせよ、パーソナルなお酒の席などはともかく、ネットを含む公の場で、奇術家サイドに該当する人に情報を与える場合は、くれぐれも注意が必要です。
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