去年まで部屋にエアコンがなかった私…… いったいどうやって生活していたんだろう(・・? ま、とにかく今年はあってよかったよかった。
さてタイトルをみると、毎月本を紹介しているようですが、とうぜんそんなこともなく、思いつきですのであまり気にしないでください。
マジックと密接に関係があり、トリックの解説を主体としていない本ということで、是非紹介しておきたいのが、先週発売された庄司タカヒト氏の 『接客の魔法』 (アスキー新書) です。
氏の過去十年以上にわたるテーブルホッピングの経験と、その考察の一旦が、実に分かり易く語られており、それはマジックだけではなく、接客の必要なすべての業種に共通する真理であると思われ、アルバイトの方からプロの接客業の方まで、読む価値は十分にあります。
冷静に考えてみれば、ごく当たり前のことも書かれているのですが、それを実践することはなかなか難しかったり、その具体的なやり方自体がわからなかったりするものです。
マジシャンなんて所詮全員が自称なのですが、ブーム?のおかげで、仕事と個人的趣味がごっちゃになってしまっているお方が、限りなくウィルスのように増殖しまくっている今日この頃…… せめてこれからそういった道をめざす方には良い道標になるかな?
いずれにしても、日本のマジック業界において、間違いなく初めて書かれた内容といえる本書は、ホッパーにとってはバイブルとなりえるでしょう。
私は庄司氏と10年ほどの付き合いとなりますが、その間に見聞し、勉強させてもらった価値のあるノウハウが満載で…… ちょっともったいなかったです。
今月の一冊 とは書きましたが、昨年の出版物では間違いなくインパクトNO.1だった、『息子たちよ!』 とはまた別の意味で、今年の一冊となりえるかと。
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