マジックちょっといやな話 

気がついたらこのブログの最新記事の下にマジック絡みの広告がでている。

なかには怪しげなものも多々あり、この手の方たちの商魂のたくましさには、ある種感心する面もあるのだが、正直マジックを愛する人間からみると、 (^_^.) とか ヾ(・・;) とか (-_-;) こんな感じにならざるを得ない。

自分や知人のネタが、一切のクレジットなしで無断借用されることに関しては、悲しいかなもう慣れてしまった感もあるものの、インナーサークルにおける講習会はともかく、ブログやテレビ、ましてや大々的にネット商売に使われているのを発見してしまうと (しかも顔見知りだったりして) ……はああ~、ふうう~、とまあ、とにかく脱力するしかない。

ここまでくると、「せめてもう少し正確にパクッてくれよ!」 なんて思ってしまう。

昨日ある人物の、もの凄いボリュームの教材のうち、半分を大雑把に確認したのだが、細かいツッコミはきりがないのでおいといたとしても、一切のクレジットはなく(やっぱりね!)、あきらかに無許可で私のトリックや解説内容を流用している。

また、かつてフォーサイトで許可を得て、DVDや冊子で解説させてもらった知人のトリックが堂々と流用されており(考案者にこの人物に対する許可の有無を確認していないものの)、正直いろんな意味で、残りの映像をチェックするのも気が重く、めんどーな状態。

以下は、なが~いネット上の宣伝より抜粋。

日本のマジック業界に知れ渡る “サーストンの3原則” をご存知でしょうか。

初心者がマジックを演じるときの守るべき原則です。

演じるマジックの内容を先に話さない

同じマジックを繰り返さない

タネを明かさない

1と2は意外性を大切にし、より観客に楽しんでもらうため、そしてタネがバレないようにするため、3はもちろん言葉の通りです。

これを守れない方も、お申込みはしないで下さい。

観客に楽しんでもらうことがマジックの目的です。

観客がタネを知ってしまえば、不思議な現象も不思議ではなくなり、タネを知る人が多くなればなるほど、マジックに対する興味は減少し、マジック業界の衰退につながる可能性があるということです。

最近ネタばらしが裁判沙汰にまで発展していますが、あなたも一マジシャンとして最低限のマナーは守っていただきたいと思います。

(-_-;) ほんと、最低限のマナーは守っていただきたいと切に願うものである。


  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次