30時間

頭がクリアな時、飲んでる時、ボーっとしてる時、様々な状態でのマジック漬だったせいか、少しハイな状態から抜けきれずにおります。

受ける刺激も多種多様であったので。

ちなみにしばらくこのブログでは触れていない映画も、月に2、3本くらいは劇場で見ておりますが、最近印象に残ったのは 「脳男」 と 「クラウド・アトラス」 の2本。

「脳男」 は原作が乱歩賞のミステリで、受賞当時に本を買った記憶はあるものの… 読んだ記憶はなし (^_^.) 映画版の方は良くも悪くも実に映画的で、私的には満足。

「クラウド・アトラス」 は6つの独立したストーリーが絡み合った3時間弱の大作。一見すると輪廻転生がテーマのようにも見えますが (こちらも原作ありの作品で、そちらは読んでいないのでなんともいえませんが)、あまりそこには深入りせず、現実世界の残酷さをシリアスに描きつつも、希望を描いている点で実に王道的な映画。

内容は極めて普遍的なもので、どう考えても複雑極まりない構成のはずなのに、見ていてまったく苦にはなりませんでした。

これは表現者として、とってもすごいことです。(゜_゜)

※この作品の監督、有名なのはあの 「マトリックス」(コインマジックじゃないよ) なのですが、個人的にあちらはあまり好きではありません… 理由はいくつかあるのですが、その一番の理由は話のスジの分かりにくさです。

ま、とはいっても長い作品であることは確かなので、興味のある方は体調を整えてからの鑑賞をお勧めします。

私の中では今のところ今年のベスト。

Dr.ZUMAさんが6日のブログで 「温故知新」 という話を綴っており、ご自身の体験からマジックのスタイルと自己のあり方について考察されていましたが、

箱根のゲスト、デビッド・ベン氏(51歳)の古典作品に対する真摯なアプローチとその表現方法。

現代風に演出されたFISMクロースアップ部門のチャンピオン、アンドスト氏(29歳)のカードアクトや、パク・ソルハ氏(20代前半)のさわやかなカップ&ボール。

液体の出現と消失で会場をわかせたはやふみ氏(30代)や、基本のしっかりしたカードトリックを気持ちよく演じてくれた一ネタコンテストの優勝者、仁科氏(25)

※仁科さんのお名前を失念していたところ、参加者の方からコメント欄に御報告が… m(__)m 仁科さんには私も1票入れましたよ (^_^.)

前回触れた日本の御三方(60代と70代)。

それぞれが独自のモチベーションと独自の哲学によって、独自のスタイルを表現しておられました。

箱根では私も縁があって10分ほどの演技をさせていただいたのですが、こうして考えてみるとたまたまですが40代の代表のような感じになってましたね。^^;

実は急きょ決まった出演でしたが、せっかくの機会なので、ここ5年ほどの間にレパートリーとして使用し、じっくりと育ててきた3つのトリックを、あるテーマでくくって1つの形に仕立てて見ました。

ホントにちょっとしたことなのですが、こういったキッカケって大切ですね。

はたしてゆうきらしい表現になっていたか否か?

ご覧になった方は感想を聞かせていただけると幸いです。

ちなみにこのアクトは今月20日(土)の定例ライブ 「サタデーナイトマジック」 でも演じる予定ですので、お時間のある方は是非駒込マジックルームへ!

18時開場 18時15分開演 参加費1500円 要予約

最後は宣伝でした。(^_^)v

  • URLをコピーしました!

コメント

コメント一覧 (2件)

  • ひとネタの優勝者は仁科さん(25)でした。同じ部屋でした。
    コンテスト後、夕食までの間、本人はプロの方の間で恥ずかったと漏らしてましたが、私たち同部屋の人は励めしたこともあって、翌日の発表時に一緒になって喜んでましたよ(^-^)/

  • Jojiさん コメントありがとうございます。あら、仁科さんは25歳でしたか (^_^.) Sさんから30と聞いて、あ、若く見えて結構な年なんだと勝手に考えておりました。訂正しておきます。
    しかし25で、アマチュアで、あれだけきちんとした表現が、あの会場でできることはとてもすばらしいことです。
    実はプロの間であるからこそ、より生えていましたよね。
    たぶん優勝は彼だろうなと思いましたし、そこが箱根のスタイルなのですね。

コメントする

CAPTCHA


目次