「あなたのカードの行方」(モダクラDX3) というレクチャーノートがあります。いわゆる 「カードモンテ」 の手法と手順に関するノートですが、最近の某レクチャーにおいて、その作品を単独で演じる必要があり、ノートには書かれていないアイデアを使用しましたので、紹介しておきます。
ちなみにノートをお持ちでない方には、いったい何のことかわからないかと思われますのでご注意を!
あらかじめ数字の小さいカードのフェイスに 「ゆうき」 など、演者自身の名前を大きく、ハッキリと書いておきます。
このカードがオチとなるわけですが、このカード自体は普段他の演技の際にジャマになりませんので、便利です。
手順における最後のセリフは 「さて、あなたのカードはどれ?これですよね…… んー、でもこれ実は 私のカード!」 といった感じになるわけです。
無論あなたの名前を観客が知っているということが前提ですので注意しましょう。
さて 「ゆうきともからのお知らせ」 から、第二弾です。
「解説は簡単ですが」 2006/06/12
セレクションは「ばっちり」です。
何がかというと、「トランプ・タイム」♯1・2・3・4の
内容です。
このスペースでも何度か説明しておりますが、
本来は2004年に製作した通信教育用の教材
のために作った冊子であり、映像のフォロー、
もしくはチェック用のおまけのような素材だった
ため、解説が簡単すぎるキライはあるのですが、
ちょっとしたコラムも含めて、実践でマジックを
楽しみたい方にはオススメです。
実は4~6月の間、初心者向けのカードマジック
教室を行っており(20代から70代までの8人)、
次回で最後なのですが、その際のテキストとして
1、2、を使ってみました。
結論から申しますと、あらためて良いトリックで
あることを実感しました。
多少カードマジックの心得のある方もおられたよう
ですが、4回分の講義を終えた段階で、このタイプ
のトリックの実用性と、その効果にかなり驚かれた
ようです。
自身で製作しておいてなんなのですが、ほぼ即席で
行えるトリックが計20種類もセレクトしてある
ため、読み直すたびに 「ああ、あった、あった!」
そういった感じで思い出すトリックがいくつかあり
ます。
今回で言うと、♯2の 「8・9トリック」 など
は、あらためて傑作 (ま、すべてがそうなのです
が) だなと、再確認いたしました。
長くマジックに係わっておりますと、難しく、複雑
なトリックにばかり目がいってしまいがちですが、
たまにはやさしくて (あくまでもスライト的にと
いう意味ですが)、効果の高いトリックを、余裕を
持って演じてみてはいかがでしょう?
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