技法の考案は1954年

2年ぶりの 「新春駒込寄席」 無事終了。

参加していただいた皆さん、ありがとうございました。m(__)m

定員割れが心配された第二部も、しっかりと席が埋まり、内容的にもバランスの良い楽しい会になったと思っております。

(^^♪

駒込では久しぶりの パーラースタイル ということで、ゲストのみなさん、懐かしネタや、「大丈夫かな?」 ネタ ^^; などを取り交ぜつつも、ベテランの味を出しておりました。

私はといえば、今回はMC役でしたので、演者の紹介の間に一ネタずつ、初公開の計3ネタを用意していたのですが、当日のリハーサルを見て… (嘘、本番の様子を見て) 用意していた2ネタを差し替えました。

実はもう少し凝ったネタを試す予定であったのですが、結果的には良い判断であったと思います。

おかげで最近再研究しなおしたばかりの 「エルムズレイの4カードトリック」 をパーラーで演じることができましたしね。

ちなみにこのトリック、先日の駒込レクチャーでかなり深く掘り下げましたし、mMLの81号 (今年の3月発売予定)でも駒込の半分くらいは詳細に説明しましたが…

本当によく出来ています。(゜゜)

研究すればするほど、1959年に初めて 「エルムズレイ・カウント」(当時はゴースト・カウント) が世に発表された時の作品とは思えません。

タイトル通り4枚のカードだけを使用する作品としては、そのあとで無数に生まれてくる、このカウントの特性を利用した作品のほぼ9割のアイデアを網羅しているといってもよいのではないでしょうか?

一切テーブルを使わずに演技できるところも便利ですし、リセットも簡単です。

90年代に彼がマジック業界に復活してきたとき、箱根のイベントで生の演技を拝見する機会がありました。

お年は召していたものの、当時日本でよく知られた作品からイメージされるような数理的原理に偏ったマジシャンでは決してなく、スライトが抜群にうまく、あらゆることをトータルに研究し、実践してきた、いわば 「コンプリート・プレイヤー」 であることが分かって本当に驚いたものです。

ダイ・バーノンやエルムズレイ、アスカニオなど、研究家の中には 「アマチュア」 という一言でくくってしまう人が多いのですが、実際バーノンやエルムズレイはプロとして活躍していた時期があるわけですし、あるジャンルでは、間違いなくプロ以上に実践派であったことは間違いありません。

そうでなければ分からないこと、出来ないこと… 単純にいえば 「経験値」 こそがアマチュアがプロに絶対的に勝てないこと、そこに “当たり前に” 気が付いていたはずですし、実際、昨年日本語版も出版されたアスカニオの本でも語られています。

重要なのは自身のポジションを正確に理解し、やるべきことを冷静に考え、実際に補うことなのです。

目先のお手軽な情報にくれぐれも流されませんように。

自戒を込めて。(^_^.)

さて、12日(木)の駒込での定例講習会 「ともの会その前に」 でも、上記のトリックを取り上げようと思います。

クロースアップマジック中心の講習会。

駒込マジックルームにて 19時~

会費は大人 二千円 (学生と女性は千円)

そして

21日(土) 「サタデーナイトマジック第二十夜」

こちらは毎月第三土曜日開催のミニマジックライブ。

場所は駒込駅東口から徒歩2分の駒込朝日ビル304号

出演は 佐藤大輔 庄司タカヒト ゆうきとも 

開場19時 開演19時15分 参加費1500円

どなたでも気軽に楽しめる、約70分のマジックショーです。

どちらの会も基本的に予約制となっております。

お申し込み、問い合わせは下記までお早めに~

pineapple-mint-@mbn.nifty.com 高橋

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