最近mMLの記事を書いていなかったので少し。
先日は80号 (発売予定は2月) の収録があったのですが、初参加のマジシャンH氏に聞き役として出演してもらいました。
この号では披露宴用のおめでたいトリックの他に、巧妙なセルフワーキングトリックを中心に収録。
セルフワーキングと呼ばれるトリックの定義は厳密には難しいのですが、それ以上にモッタイナイと思うのは、多くのマジシャンが抱いている、その手のトリックに対する勘違いです。
曰く、「初心者向きのトリックである」、さらには 「やさしいトリックである」
それらが100%間違いとはいいませんが、それは極一部の限られた側面でしかありません。
少なくとも実際に演技をするマジシャンにとっては、やりがいのある難しいトリックであり、うまく演じることができれば、それなり、いやそれ以上の見返りを期待できるのです。
80号ではスチュアート・ジェームスやアレックス・エルムズレイ、ジム・スタインメイヤーなどの考案した優れた原理や手順と、その応用の仕方を実際の演技と共にご紹介します。
さて、今月発売の最新号(78)がすでに届いている方もおられることでしょう。
本当はもう少し早く収録したかった作品、佐藤喜義さんによる完全即席のチンカチンク 「ノー・エキストラス」 が収録されています。
以前小冊子 「魔法修行」(フォーサイト刊) に解説はされていますが、映像が公に発表されたのは初だと思います。
このテーマでは、すでに多くの奇術家によって様々なバリエーションが発表されていますが、十分に学ぶ価値のある優秀な手順だと思います。
それと、秋の北海道ツアーで好評だった嘘発見器の手順 「ファクト・オア・フィクション」 も収録されています。
※Kさん、お待たせしました~ (^^♪
ところでいつも思うのですが、収録自体が2カ月以上前なので、その間にも進化したり、バリエーションができたりしているトリックがいくつかあるのですね。
78号でいえば解説部分で示唆だけしているのですが、「インセパラブル」 や 「カードマンズ・パズル」 など。
先ほど 「フォーキング・サプライズ」 を見ていたら、よりシンプルで実用的な手順を思いつきました。
もしかしたら15日の 「世田谷Webテレビ」 で演じるかも。
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