さて……とにかく面倒です。
いちいち反論しても、こちらの意図が通用しないのは目に見えているし、結果的に余計面倒なことになりそうだし、それをこのスペースにおいて展開する必要もぜんぜんないのですが…… この場合、どう考えても向こうの方が失礼なので、(そして私もこういったところが大人ではないので)一応記録しておこうと思います。
マジックの方法論や、演技に関するお話ではありませんので、それ以外のことに興味のない方は、多分読まない方がいいでしょう。
「マジック界個人的にちょっと(いや、かなり)嫌な話」 です。
そして念のために言っておきますが、私がこのブログで取り上げている話は、(当たり前ですが)あくまでも私自身の見解であり、会員や、その他のお客様に対する 「お知らせ(正確な情報が求められるもの)」 でもない限りは、実際の出来事(もしくは内容)に対して百パーセント忠実に書いているわけではありません。
それは限られたスペースでは、そもそも無理なお話ですし、実際の会話を忠実に再現しようと思えば、録音なり録画しなければなりません。よって、実名を出す場合は無論ですが、当事者等の名前を伏せて書かざるをえない場合にも、かなり気をつかって書いているつもりです。
※ただし、こちらがあえて名前等を伏せているにもかかわらず、それらをわざわざサイト上に公開するのが趣味の方もおられるようなので、(無論それがコチラの想定と一致しているとは限らなく、おかど違いの場合もあり、それはそれでまた問題ではあります)そんなところにまで配慮しないとブログは書けないのか!……と、驚いてはおります。
こちらの意図をわかりやすく伝えるために、嘘にならない程度の脚色(話の順序や、展開のさせ方等)は必要不可欠であると私は考えます。
それともう一つ、私は社会に対する提言をこの場で行うつもりは一切ありません。
多少ネガティブなことに踏み込んでいる場合、それは間違いなく自身の実体験に端を発しており、そういった事例に対する私の見解を(当人の目にふれることも承知の上で)個人攻撃にならないよう、しかもかなりやわらかく(まあここは意見が分かれるでしょうが)表現しているだけです。
これから私が書こうとしていることは、それとはまた別次元の 「ある困った話」 (一見すると笑い話)として、以前ここに書かせていただいた(無論名前は伏せてあります)件にかんする、ご当人からの私に対する(まったく的を射ていない)反応のことです。
昨晩深夜に留守電(伝?)をチェックすると、ある人物からの伝言が2件入っておりました。
1件目を要約すると、ファンの方からブログの件を聞き、万が一出演を断りたいのであれば、早くそのことを伝えてほしいとのこと。
まずこの段階で、当人の情報解釈のソース部分は伝聞でしかなく、(無論私のブログにはそんなことはまったく書かれていない)仮に 「万が一」 というクッションを差し挟んだといても、 「こっちも困るので断りたいなら早く!」 といったニュアンスを感じさせる伝言はいかがなものかと思いました。
2件目の要約。
①ブログの写しを手に入れて読んだがとても残念。
②細かくは数えきれない程の相違点があるが、大まかに 「質問に答えてもらえなかった」 というのは納得できない。
③チラシをあげていないことはなく、一枚渡してある。
④ここが大切で、こちらは 「お願い」 したのではなく、 「お誘い」 したのであって、ゆうきさんでなければ困るということではない。
出演がいやなのであれば、早急に連絡してほしい。
で、 (-_-) こーなるわけである。 面倒だが、電話するともっと面倒になりそうなので、できればこの文章の写しも読んでもらってから、私自身は対処したほうがいいのかもしれない。
まず①に関しては、見解の相違なので仕方あるまい。ただし、どうしてそうなるのかというと、文章の意図するところをまったくもって正確に読みとってはいないようなので、そこが一番の問題点かと思われる。
②、数えきれないかどうかはさておき、大まか云々という点も、やはり見解の相違ということになるでしょう。そもそも、だからこそ私は 「それを文章で表現」 したわけですし。
③これはまあ、正確にいえばそうなのですが、表現上は 「もらわなかった」 とはしておらず、さらに細かくいえば、最初は否定された後で、こちらが無理矢理1枚もらったのであり、あえて実際の時系列でいえば、ブログ上の会話シーンがすべて終わった後でチラシをいただいているわけで、これは充分許容される範囲での 「省略」 だと思いますし、そもそもその部分がこの話の核心ではありません。
少なくとも、自身を書かれる立場に置き換えて考えたときに、この程度のレトリックは(行われていればですが)充分に承知の上ですし、本当にひどいねじ曲げ方を、実名をだされて攻撃されたのならともかく、(あくまで伝言の際の声の印象ですが)そこまで立腹するレベルの話ではありません。
さて、問題は④です。私は伝言をくれた方の正確なポジションはよく理解していないのですが、当日いただいた名刺には、
「テーブルマジック・サロンステージマジック・大小パーティショウ・個人レッスン・クリエイト・レクチャー」
と印刷されており、フルか、パートタイムかはともかくとして、プロとしてマジックの活動をされているようです。
私はHさんからのスケジュール確認があり、OKの返事をだしました。こんなことをわざわざここで書くのもなんですが、それは(その時点で)まだ先のことであり、しかも土曜日です。そして、キチンとしたギャラの発生する仕事ではありません。いわゆる 「営業」 と称する 「パフォーマンスがメイン」 の芸人であれば、本音は 「進んで受けたい出演ではない」 のはあたりまえです。
あくまでも 「お付き合い」 の範疇であり、今回その 「お付き合い」 を優先させてもらったのは、私の中ではH氏あってこそだったわけです。
私は仮にアマチュアであったとしても、そのようなスジの通し方はキチンとするべきだと思いますが、ましてやプロとして活動されている方が、その程度のことも読み取れないというのは驚きです。 (無論この点も、会話をしているときに、うすうす気がついてはいたのですが……だからこそ一応実名も伏せていたわけですし……)
一度目か二度目のH氏の電話の際に、ビデオ撮影(後で売るためのもの)は大丈夫ですか?と聞かれたので、私はNGを出しました。それは、このイベントにおける出演料の支払い方が特殊であることとも関係があり、正直なところ面倒だったので、
「映像は勘弁してください、もしそれが出演の条件なのであれば、申し訳ないけれども出演は辞退させてほしい、だれか他に、撮影が可能な演者が必要であれば、コチラは、いわゆる仮予約を消せばよいだけなので、気にしてもらわなくてもよいです」
ということを伝えました。一応説明しておきますが、芸人のスケジュールを押さえる際に、最初は 「仮の予約」 を入れるわけです。そこで出演者側のOKがでて、はじめて具体的な話を進めることになり、その仕事が 「本決まり」 になるまでの期間は、なるべく短いにこしたことはありません。なぜならば、その期間の間は、他の仕事を入れるわけにはいかないからです。いつまでも決まらない仕事の 「仮予約」 を長く続けることは死活問題ですし、さんざん待たされたあげくにその仕事が決まらない場合は、仲介者も含めてですが、けして感じの良いものではありません。
それが仕事でない場合はなおさらで、そこはいくらコチラが後輩という立場であったとしても、当たり前に気を使ってくれているはずなのです。
H氏はその点(撮影)に関して確認することを私に伝え、もう一度連絡をくれた際に、 「それでもいいみたいなので、決まりということでいいですか?」
そういわれたので、私は正式?(まあ、主催者からは何も連絡はないのですが)にOKの返事を出したわけです。
「お付き合い」 で、クロースアップのイベントに出演する。それだけのことです。
正式な仕事でもないのに 「嫌な思い」 をするのは、まっぴらごめんなだけです。
例えばフォーサイトの発表会や、ショーにおいて、私は演者であり、一スタッフにすぎないのですが、そこでは仮に後輩に対してでも、ここまで酷い言い方をしたことはありません。話の通じない年下相手には 「出世がはやくてねえ」 といった軽口をたたく程度のことです。
ところで、これでも実際の情報の半分ほどではありますが、私が今回某イベントの出演を承諾したのは上記のような経緯によるものです。
「お願い」 ではなくて 「お誘い」? ……ですって? そういうレベルの話ではないでしょう? どういう形であれ、責任者があなたなのであれば、決定を出した段階できっちりと責任を持つべきでしょう。
私は出演を断りたいとも、嫌だとも、一切ブログ上に書いてはおりません。
現段階において、もしあなたの個人的都合において、私の出演を 「お断り」 したいのであれば、(……そう受け取られても仕方のない伝言を残す前に) 本来はソチラの方が不手際を謝ってしかるべきでしょう。
「スケジュールを押さえてもらったのにすみませんでした、間に人を介したので行き違いがおこりました、責任者である私の責任です」と。
ただし、くれぐれも仲介者には迷惑のかからない方法でお願いしたいものです。
正直、かなり私、気分を害しておりまして、この件の関して向こうがどう対処してくるのかもまったく読めません。
私が出演をやめるのは簡単ですが、それは私の意志ではありませんし、仮にそうなったときに、この様子では一切の責任をこちらに転嫁されそうな感じもします。
さて、どうしたものか……。 この話、続くかどうもかわかりません。
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