先日の 『たっぷりとクロースアップ』 で冒頭、主催者の荒井晋一さんが、私のことを
「…彼のカードの扱いをみていると、親友であった片倉雄一を思い出します」
といった感じで、なんとも嬉しい紹介の仕方をしてくれたのですが…
この日、私の演目には “一切” 片倉さんっぽいカードマジックはなかったなあと。 (^_^.)
来年は必ずなにか入れますね。
で、何故こんなことをふと思い出したかというと、昨日、片倉さんの形見分けの会があり、たまたまそこに参加することができたから。
ホーム慰問の際にたまたま片倉さんの御両親と知り合うことになったKさんのはからいで、私も数点氏の遺品を譲り受けることができました。
会場ではKさんから今回の会の経緯の説明があり、生前の片倉さんを知る人、知らない人 (若い奇術家)、20名ほどの集まる中、書籍や道具のほぼすべてが分配されました。
氏の十八番、ダブルショックのセットがされたままのデックがあった話などは、氏を知る人は思わずじ~んときたのではないでしょうか。
主催者のKさん、Sさん、ありがとうございました。
会場には、たまたま今回の会の告知を見たという一般女史もおられ、聞くと20年ほど前に八重州地下街の玩具店 『川菱』 でバイトをされていたそうです。
※現在のトリックスのサービスセンターが東京駅に出来るまで、片倉さんは川菱のマジックコーナーを担当していたのです。
彼女は氏が亡くなっていたことをまったく知らなかったそうで、不思議な縁を感じました。
氏は暇な時間によく 「これどう? 不思議に見える?」 といった感じでトリックを見せてくれていたそうです。
彼女にしてみれば 「不思議に決まってんじゃん!」 といった感じだったそうですが。^^;
せっかくですので、譲り受けた 『UFOダイス』(氏が実際に使っていた品だと思うと感慨深いです) を30年ぶりくらいに実演しましたが…
すぐに主催者から 「それでおわり? (説明書どおりじゃん)」
といったツッコミが入り、
マニアの会って怖~い! と思いました。^^;
一般女性に見せてんだからいいじゃん!(T_T)
※ちなみに 『UFOダイス』 は、円盤型の金属製容器 (凹型2枚が向かい合わせになる) の中に、消えたダイスが出現するというシークエンスを3回繰り返す手順で、トリックス社が確か75年くらいに製品化したもの (考案は赤沼社長)。
高木重朗氏やジョニー広瀬氏など、多くのマジシャンに愛され、影響を与えた傑作。
世界中の業者にコピーされてますが、当時の品質に匹敵するものはいまだありません。
ところで先日の 『サタデーナイトマジック第六夜』 大原さんのポーカーデモンストレーションは良かった。
観客の半分以上はマニアだったのですが、一般のおばさま方にもきちんとウケていましたからたいしたものです。
※ちなみに大原さんは、今月末(10月30日)の 『ともの会EX発表会』 にも参戦するかもしれませんよ。
次回、11月20日の第七夜は中目黒で開催されますのでよろしくどうぞ。
※お申し込みは私かmMLまで。
メインゲストは一太郎さんです!
それと、今回のことに限ったことではないのですが、人数限定のイベントですので、キャンセルの方はなるべく早めにご連絡ください。
キャンセル待ちの方もおられますのでよろしくお願い致します。
最後にもう一つイベントのお知らせです。
11月21日(日)
※『サタデーナイトマジック第七夜』 の翌日です。
同じく中目黒GTホールにて、
『Oga & GO! 独立記念マジックライブ』 が開催されます。
19時スタート 会費は二千円です。
二人の師匠、ふじいあきら、カズ・カタヤマ両氏をはじめ、石黒サンペイ師など、ゲストも豪華です。
お申し込みはフォーサイトまでどうぞ。
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