53号でました!
特集でタイトル表示しているエルムズレイの名作 『ダイヤモンド・カット・ダイヤモンド』 が大傑作であることは、今更私が言うことでもないのですが、その他の作品も見逃さないでください。
個人的なお気に入りは 『10のパズル』 で、今年後半の実演回数は一番かもしれません。
で、映像で少~しばかり問題だったのが、カリーの名作 『ターン・アバウト』 です。
これまた今年はずいぶんとあちこちで演技する機会があり、評判も良かったのですが、解説中のキャプションでも触れている通り、とりあえずは、
なるべく真上から見てもらうのがコツです。
言い方を変えますと、正面、または画面に向かって (演者を見据えた際) 左側からの角度に弱いのです。
例えば パドル・ムーブ ではスピードを速くする必要はありませんが、角度が非常に重要となります。
カリーの 「ツイスト・ターンノーバー」 にも同じことがいえるのですが、困ったことに演者からの角度が一番問題のないポジションなのです。
結論としては、演者のすぐ隣の席か、演者から見て左側の席から見てもらう形が理想といえます。
映像は真正面からの撮影で、かつ、この作品を撮るには視点が低すぎたといえます。
これは私のミスで、初めてこの作品を見た方は、その価値が伝わらなかった可能性が高いのですが、ぜひとも実際にやってみてください。
長々と書きましたが、実際のところ、上記でふれた弱点をきちんと把握しておくことが重要なのであり、それを理解しておくことでカバーは十分にできます。
今回の映像は3か月ほど前に撮影したものであり、現在ではどの角度からでも問題のない形になっています。
コツはテーブル上にマットなどの摩擦の大きいものをしかず、コースターにかける手のポジションを深めにし、手首から先だけを使って、一気にターンさせることです。
普段カードマジックしかやらない方はぜひ!
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