はぶく

濃く、広い情報交換をリアルワールドで行うと、非常に楽しい反面、きちんと整理することを怠る場合がほとんどなので、実際には9割以上のことを忘れてしまいます。

週末は自分のトリックに関するさまざまな示唆があり、とてもありがたかったのですが、ついさっき荒井さんからの感想と質問を (奇跡的に) 思いだしたので記録。

『たっぷりと』 の二次会で、荒井さんから私がDVDで行っていたというカウント技法に関しての質問があり、確認すると、昨年の 『モダクラ劇場6』(荒井さんも出演されており、お勧めです) のライブで私が演じたパケットトリックのことだと分かりました。

すっかり忘れていたのですが、プロットにほれ込み、昨年の春から夏にかけて自分なりのハンドリングに構成したカードトリックがありました。

JC・ワグナー、シド・セガールによる 『ロジカル・レッスン』 です。

私はレクチャーノートを読んだのですが、シド・セガールによる映像作品集にも収録されており、mMLショッパーズでも販売していました。※現在は品切れ

原案ではリズムカウントを使用しているのですが、二つのパケットを使用するトリックということがあり (さらにはデックも使うので)、なるべく卓上におく、取り上げる、という動作をなくそうと考えて、ハーマンのアンダーカウントや、カスティロンのスピリットカウントのようなスタイルで行えるようにしたわけです。

荒井さん曰く、

「不思議だったんで、カウントの部分だけをチェックしようと思って見直すんだけど、つい普通に演技を見てしまって、結局カウントのやり方が分からないんだよね~」

と、ある意味最大級の賛辞をいただいたので、お酒の入った頭でなんとか思い出しつつ解説。

昨年夏の 『ゆうき会』 で解説した際に、Yuji村上さんも会に来られていたのですが、荒井さんに説明している横で、

「いやあ~昨年RRMC  (関西の濃いマジックの会) で演じさせてもらって、評判良かったです~」 

って、オイッ、もっと早く教えてくれよ… ってゆ~か、結構みんな気に入ってんじゃん! (^_^;)

で、まあカウントはともかくとして、他にも数か所の修正点があるのですが、オチの部分に関するハンドリングには自分でも不満なところがあり、モダクラ以降手をつけていなかったのです。

が、荒井さん曰く、

「私はあのオチに関しては余分だと思うんだよ、ちなみに二川先生だとさらにあの後続いちゃうんだろうけど」

これはちょっと眼から鱗で、

「ああ、確かにそれはそうかもしれないなあ」 

と、その時思い、実際に映像 (モダクラ劇場6) を確認してみました。

いやあ~ こーゆー時はホントに映像って便利です。

昨年は気がつかなかった、というか、オチをうまく達成させることばかりに頭がいってしまっていたのですが、今見ると確かに必要ないなと。

その前の現象で十分にオチているのですね。

こういうことがあるからマジックはおもしろいし、そう簡単にはやめられません。

荒井さん、ご意見ありがとうございました。

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