FISMでグランプリ?!

昨夜の駒込ひふみ亭はなかなか楽しかった。

毎月定例のライブ『サタデーナイトマジック』自体も良い出来だったとは思うのだけど、その後の打ち上げ(ひふみ亭にて開催)や深夜までのセッションでもよい時間を過ごすことができました。

11月に復活するイベント『ゆったりとクロースアップ』も、たぶんこんな感じの2日間になるのだろうなと。※『ゆったりと』の残席は10くらいですので、お申し込みはお早めに!

そんな中、FISMにてIbukiくんがどうやらマイクロ部門で1位を取ったらしいとの朗報が!

マジックの世界大会のような流れ、私自身はある意味疎遠になってはいるのだけれども、実際に駒込イベントに出演してもらった方達に対しては、思い入れもそれなりにございます。で、本日昼過ぎに目を覚ましたところ、Ibuki(&せとな)くんは、なんとグランプリを受賞したとのこと。

これはホントに凄いことなので、まずはおめでとうと言いたい!!!

1982年、ランス・バートンがFISMグランプリを初めてUSAに持ち帰って話題となりました。氏は10代からIBMやSAMなどのコンテストで期待されていましたが、21歳でのFISM挑戦は大成功を収めたのです。

まだ情報を得ることが困難であった時代ですが、NHKが何度も放送してくれたことで、日本のマジックファンは大いに盛り上がりました。

当然アメリカのファンの喜びは相当なものであったはず。

そして2025年、そのFISMにおける最高名誉のGP(クロースアップ部門)を24歳のIbuki(&せとな)が日本にもたらしてくれたのです!

※現在のFISMでは、ステージ部門とクロースアップ部門の2つでグランプリがあります。

それだけではありません。今回の大会ではジョニオがパーラー部門で2回目(前回はカナダ)の3位入賞を果たし、野島君もインベンション部門で入賞とのこと。こちらも本当におめでとう!

今回入賞を逃した高重くんや五太子くん、結果は残念だったけど、このチャレンジで得られたことは大きかったと思うし、機会があれば駒込にもまた出演してほしい。

ここ10年ほどの間、マジックの世界云々ということではなく、好きなマジックで、二回り以上も違う若い世代の知り合いが、目標に向けて(いい感じで)頑張り続けている様子をただただ眩しく眺めておりました… 

そして結果と言う意味では、これほど早く(一つの目標らしきものが)達成されるとは想像していませんでした。

全てのチャレンジャーとその影響を受けるマジシャンが、さらによい演者となることを望んでいますし、日本人初のFISMグランプリという冠が、日本におけるマジックのイメージを少しでも高めてくれる方向に作用してくれることを願っています。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 受賞者の皆様おめでとう御座います。
    マリックが起こしたマジックブームの時にはこのような受賞者は出ず、随分と時を経てから成果が現れるのは、80年代空前のテニスブームと同様に時経てから錦織圭という世界で戦える選手が現れたことと似ていると感じます。

    • コメントをありがとうございます。
      マジックをアスリートの世界と比べるのは難しいと思いますが、何事も時間がかかるというのは同じですね。
      かつての苦労して情報を得ていた時代から、この10年ほどは情報過多の時代へ突入し、あらゆる趣味の世界は大きく変貌しています。
      当然良い面もありますが、悪い面も驚くほどあります。
      そんな中でIbuki君の場合は本人の才能や努力は大前提ですが、あらゆる良き仲間たちに恵まれることで大きな成果を上げた好例だと思います。
      現在多くの日本人が知っている大スター、大谷や井上を産んだ野球やボクシングでも、現実には様々な大問題を抱えていますが、彼らが成功を収めた条件と言う意味では同じことなのだろうと思います。
      そういった意味で彼らの活躍が若い世代に対してより良い影響を与えてくれることを願いますし、手品村やそこに群がるダメな大人たちの悪い因習を払拭してくれることを期待するのみです。

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