古くから私をご存知の方は承知していることと思うのですが、私は決してコミュニケーションスキルの高い人間ではありません。
どちらかといえばかなり低いほうの人間なので、そのような事実から起こりえるマイナス面を少しでもカバーするために、それなりの努力はしてきました。
また、現在でもある程度人付き合いを限定することで、なるべく余計な問題を起こさないように配慮しているつもりです。
しかし人前に出る以上は、どうしてもさまざまなタイプの人々と接することになり、良いこともあれば、悪いこともあります。
私は元々ポジティブな性格ではありませんから、どうしても悪い出来事のほうが印象に残りがちです。
ちまたでは 『白い恋人』 が話題になっていますが、ミートホープの件や中国(もしくはネット等)のコピー問題など、実際の行為(法律違反)もさることながら、世間にバレたときの対応のずさんさ、また、その自覚のなさ(概念自体のなさ)はなんなのでしょう?
実は上記ほど世間を騒がせてはいないだけで、このタイプの人間は(結構)います。
実際に、現在仕事上の関係者とのトラブルがあるのですが、私のところに伝わってきた情報の有無を確認するだけで、不毛なやり取りを何度も重ねることになりました。
メールで正直に経緯を説明してくれるだけでよかったのです。
しかし (何か他に後ろめたいことがあるのか?いや、そう勘ぐりたくもなります) これまでに一切の報告はなく(最終的に電話で報告をお待ちしておりますとの確認はしているのにです!)、あげくのはてには、間接的にかかわっている別の業者から 「えっ?電話で当人と話したら、もうすべてその件はすみましたって、いってましたよ」 なんて聞かされる始末です。 (-_-;)
自分で書いておいてなんですが、気分がめいってしまうので、もう少しありがちな軽い例をあげてみましょう。
私は実際に演技をすることはありますし、これかも続けていくつもりではありますが、有名人になってテレビで大活躍しよう!といった願望はないので、これくらいのことは書いてしまっても大丈夫でしょう。
一般向けのショーや教室の類ではなく、愛好家やマニアの方を対象にした会の場合、「ファンです」、とか 「あのトリックいいですね!」 といった声をかけてもらうのは有難いのですが、「今日のショーで演じていたトリックを教えてください」 なんて突然いわれるとギョっとします。
「あのネタいいですよね!パクらせてもらってます!」 ← これはまあ言い方の問題ではありますが、少なくとも知性は感じませんし…… 初対面でこんな言い方をする人物とお友達にはなりたくありませんよね。
「トリック教えて」 に関していえば、ただでさえタブーであるということ、言い方はもちろんですが、本来よほど親しい間柄でなければいっちゃあいけないことでは?
初対面の女の子に、開口一番、住所聞くようなもんではないかと。
そうそう、いい忘れていたのですが、こういったことに無頓着な人って、大抵自分の名前さえ名乗らなかったりするんですよね。
その名前も、結局本名じゃあなかったり、年齢や職業をかたくなに明かさなかったり…… よほどの訳ありなのかと思ってしまいます。
逆の立場になってみましょう。こんな輩に大してまじめに答えたいと思いますか?
この文章を読んでいる奇特な30前の若い人!
初対面の人物に質問をするときや、話を聞いてもらう際には、礼儀として、とりあえず本名を名乗りましょう! また、会うたびに名のっとかないと、絶対に覚えてはもらえません。
一度会っただけで驚くほど距離感の近くなる人がいます。
本当にお互いそうであれば問題はないのですが、相手もそうだとは限らないのです。
コメント