そうか今年は一日多いのであったね。
多いはずではあるのだけど、そもそも2月の日数は他の月よりも短いので、あまり得した感じにはならないのだよな。(^^;)
さて90年代以降のマジックの知識はほぼインプットできていないのだけど、なんでもすぐに忘れますし、なんやかんやと発見もあるもので、結構楽しい人生を送れております。
細々と続けている今年の駒込ライブも、若手や長谷さん、カズさんと御一緒できて楽しめましたし
3月は久しぶりの大原正樹さんとの「サタデーナイトマジック」
そしてはやふみさんらとの「レパートリーズライブ」がございます。
お申し込みは私のサイトからどうぞ。
本日はもう一点
ここ数年YouTubeチャンネルを週一くらいでアップしているのだけど、まれにコメントが付くのでございます。
そのスペースにて、ありがたいコメントながらも「何年教えていても、ここはうまく伝わらないなあ~」なんて
ついつい考えてしまったやり取りがございました。
たぶん誰も読まないと思うので以下にご紹介。
最近アップした「アンダーコントロール」というカード奇術へのコメントと返信です。
Q 初めてこのパフォーマンスを見たとき「信じられないことをスッとこなしてしまう手品師の魅力」にウットリしたものです。のちにゆうきともさんの教材で学び、自分の宝物にしています。単純に「不思議だ」と思わせるだけではなく、「こいつは楽しい!」と感じさせるには、アマチュアの自分ではまだまだ力不足。実践で経験を積んでアンダーコントロール現象に適した話術とともに、良い雰囲気づくりをゆうきさんの演技を観続けて我がテクニックにしたいと考えております。
それにしても・・・何と無駄がない手順なのでしょうか♪
A ありがとうございます。ただ無駄を徹底的にそぎ落とした分、ちょっとしたミスが「悪目立ち」してしまいます。この動画も解説の為に久しぶりに演じてみたのですけど、最初のカードの出し方を間違えている(表向きで出してしまった)ので体感的には20点くらいは損をしております。😵マジックは本当に難しいです。
Q『体感的には20点くらいは損』とは演者としてですか?観客が受け止める不思議度合い、インパクトでしょうか?
「片手で出す」という挑戦に意識が向かっていて演者の目線の先(左手)に集中していた矢先、「左手とは言っていませんよね」の台詞を経て、後ろ手にしていた右手がゆっくり出てくるので移動位置に虚を突かれ、カードの向きについては「あえて表向きで出現させた」と思っていました。
「たしかに右手に1枚、いつの間にか持っているが本当にターゲットカードなのかはわからない」というワンクッション置いた裏向き(のちに表向き)と、「え?右手・・・あれ?本当に当たっているカードだ」という最初からの表向き。一般にはわからない差異でしょうが「マイナス20点」はさすがプロ、厳しい手品脳ですね!
A 観客の思いや反応がすべてです。思いは分からないので「反応」で判断するしかありませんが、今回の場合は私のミスですので原因もはっきりしています。
「不思議さの度合い」や「インパクト」はマジックを構成する一部分にすぎません。「分かりやすさ」「楽しさ」「バランス」「リズム」など、トータルで考えないと人前でプレイする意味はないと思います。
トータルで80点はとれるはずの奇術を演じているのに、あれだけで60点代になっているという事実を「ありのまま」に伝えました。
※点数のつけ方自体は私の感覚です。仕事としても趣味としても平均70点を取りたいと考えています。
仕事の場合、実際には1つだけを演じるわけではありませんし、時間も10分から1時間くらいまで様々ですが、全体での点数として70点を目指しているのです。
ちなみにこれはリアルなライブでの話です。80点以上取れることは年に数える程度しかございません。
動画に至ってはさらに難しくて、YouTubeでアップしている動画の多くは60点代ですね。
要するに「手品脳が厳しい」のではありません。実際にはその逆で「手品脳」すぎてそういった当たり前のことに気がつかない演者が多いということだと思います。
実際にこの動画でも観客は反応できていません。あきらかに私のミスですからね。あとはその場で「なんとかする」しかないのです。
明日は4年に一度の日、もうひと記事書いておきたいけどどうなるか…(^^;)
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